秋になったので、2歳のお子さんとどんぐりを使った遊びをしたいと考えている保護者の方もいるかもしれません。しかし、お子さんが小さいうちはできることに限りがあるので、どのように遊んだらいいか悩むこともあるでしょう。
そこで今回は、北海道旭川市豊岡にある小規模保育園「ふたばの庭」の保育士が2歳のお子さんと一緒に楽しめるどんぐり遊びのアイデアを室内・屋外別に紹介していきます。また、どんぐり遊びをする際の注意点も一緒に確認しておきましょう。
2歳児と室内で楽しめるどんぐり遊び3選
2歳という年齢を考慮して、比較的簡単に遊べるものを中心に2歳児と室内で楽しめるどんぐり遊びを紹介します。
1、どんぐりを色で分ける「どんぐりの色分け遊び」
プリンやゼリーなどの空の容器や小さな入れ物を用意し、どんぐりを色別に分ける色分け遊びです。どんぐりの帽子がついているもの、帽子が外れているものなど、異なる特徴で分けることもできます。
色付きのカップや皿を使うと、色の識別がさらに楽しくなるでしょう。また、数の概念も一緒に学ぶチャンスです。
2、どんぐりを使って絵を描く「どんぐりの工作アート」
どんぐりを使って簡単な工作を作ります。たとえば、大人が事前に画用紙に木の絵を描いておき、そこにのりでどんぐりを貼り付けてもらうなどです。
子どもが自分のアイデアで並べたり、配置を考えたりすることで、想像力と創造力が育まれていくでしょう。絵の具やクレヨンを使って色を付けると、カラフルな作品に仕上がりますよ。
3、どんぐりを転がしてピンを倒す「どんぐりボウリング」
トイレットペーパーの芯などの軽い筒状のものをピンに見立てて、どんぐりを転がして倒すボウリングのような遊びです。
どんぐりをコロコロ転がして、ピンが何本倒れるかを競ってみましょう。最初は少ない本数のピンから始めて、慣れてきたらピンの本数を増やすのもよさそうです。
2歳児と屋外で楽しめるどんぐり遊び3選
続いては、2歳児と屋外で楽しめるどんぐり遊びを紹介します。
1、どんぐりの拾った数を競う「どんぐり拾い競争」
公園や森の中で、どんぐり拾い競争をする遊びです。時間を決めて、その間にどれだけ多くのどんぐりを拾えるかを親子で競います。
拾ったどんぐりは、小さな袋やバケツに集めましょう。集めたどんぐりをその後、自宅に持って帰ればほかの遊びや工作にも使うことができますよ。
2、どんぐりが入っている手はどっち?「どっちの手に入ってるかゲーム」
特に道具を用意せず、簡単に遊べるのがどんぐりが入っている手はどっちなのかを当てるどっちの手に入ってるかゲームです。
お子さんが見ていないときに、大人が左右どちらかの手にどんぐりを握っておきます。そして、お子さんにどっちに入っているか当ててもらいます。
3、どんぐりを投げて距離を競う「どんぐり投げ距離競争」
公園や広場などの広い場所で人がいないところに向かってどんぐりを投げて、どこまで飛ぶかを楽しむゲームです。
2歳の子どもでも安全にできるように、軽く投げたり、どんぐりを転がすことに焦点を当てたりして遊ぶとよいでしょう。
どんぐり遊びをするときの注意点
どんぐり遊びをお子さんとするときには、いくつか注意しておきたいことがあります。ここでは、どんぐり遊びをするときの注意点を確認しておきましょう。
どんぐりを口に入れないように注意する
2歳のお子さんは好奇心が強く、何でも口に入れてしまうことがあるので、誤飲や窒息のリスクがあることに注意したうえで遊ぶようにしましょう。
特にどんぐりは硬いため、喉に詰まらせてしまうと大変危険です。遊ぶときは常に目を離さず、どんぐりを口に入れないように繰り返し伝えるようにしましょう。
割れや虫食いがないどんぐりを使う
自然の中で拾ったどんぐりには、虫が住んでいることがあるため、割れていたり、穴が開いていたりするものを使用しないようにしましょう。
また、カビが生えていることもあるので、きれいで安全などんぐりを選んで使うことが大切です。
比較的新しめのどんぐりを選ぶ
遊ぶときに使うどんぐりを拾う際は、落ちているどんぐりでも泥のついていない比較的新しいものを選ぶようにしましょう。
落ちてから時間が経過しているものは、人に踏まれたり動物の排泄物がかかっていたりするおそれがあるので、できるだけ新しいものを持ち帰るよう意識しましょう。
拾ったどんぐりで遊ぶ前に知りたい消毒方法
前述したとおり、拾ったどんぐりの中には虫が入っているおそれがあります。拾ったまま何もせずに時間が経過してしまうと虫が出てきてしまうことがあるため、遊ぶ前にきちんと消毒をしておきましょう。
1.水の中にどんぐりを入れる
拾ってきたどんぐりを選別するために、どんぐりを水が入った鍋に入れて浮かんでくるかどうかを確認してください。
水に浮かんだどんぐりには虫が入っている可能性が高いので、遊びに使わずに処分しましょう。
2.どんぐりを加熱消毒する
どんぐりの選別が終わったら、どんぐりを煮沸消毒します。鍋の中に水とどんぐりを入れて、火にかけます。沸騰した状態のお湯にどんぐりを入れると破裂する危険性があるため、水の状態から入れておくのがポイント。
煮沸時間は小さなどんぐりであれば3~4分、大きいどんぐりであれば7~8分程度でよいでしょう。長く火にかけすぎると割れることもあるので注意してくださいね。
3.どんぐりの粗熱をとる
どんぐりをザルにあけ、しっかりと水切りをします。どんぐりの殻は乾きやすいですが、中はしばらくの間熱を持っている状態が続くため、火傷に注意してください。
早く使いたいからといって加熱消毒したばかりのどんぐりを冷水につけると殻が割れやすくなってしまうので、自然に粗熱がとれるのを待ってくださいね。
4.どんぐりを乾燥させる
どんぐりが完全に冷めたら新聞紙やチラシなどの上に並べて置いて、しっかりと乾燥させましょう。
乾燥させる期間としては、3日から1週間程度を目安にしましょう。なるべく直射日光を避けた風通しのよい場所を選んで乾燥させるようにしてくださいね。
まとめ
今回は、2歳のお子さん向けのどんぐり遊びのアイデアを室内・屋外別にご紹介しました。どれも比較的簡単に遊べるものばかりなので、お子さんと一緒に遊んでみてはいかがでしょうか。
また、どんぐり遊びをする際は誤飲や窒息のリスクに注意して遊ぶようにしましょう。拾ったどんぐりの中には虫が入っていることもあるので、しっかりと消毒してから遊ぶようにしてくださいね。
「ふたばの庭」は、北海道旭川市豊岡にある小規模保育園です。私たちの強みは、第2の家のような感覚で子どもたちに安心感を提供できる環境や関わりがあることです。
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