夏の暑い時期に、1歳のお子さんと水遊びをしたいと考えている保護者の方もいるのではないでしょうか。しかし、年齢が低いだけにどうやって水遊びをしたらいいかわからない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は北海道旭川市豊岡にある小規模保育園「ふたばの庭」の保育士が、1歳のお子さんと水遊びをするときの楽しみ方、そして注意すべきことを解説していきます。
ご家庭で遊ぶときの参考にしてみてください。
目次
1歳の子どもにおすすめ!水遊びで使えるおもちゃ5選
1歳のお子さんと水遊びをするなら、まずは水に慣れてもらうためにも市販のおもちゃを使って遊んでみましょう。ここでは、1歳のお子さんにおすすめの水遊びで使えるおもちゃを紹介します。
バケツとスコップ
普段砂遊びで使うようなバケツとスコップは、水遊びでも使用できるおすすめのアイテムです。砂遊びをするときの要領と同じく、スコップで水をすくってバケツに入れたりして遊んでみるといいでしょう。
スポンジ
食器洗いをするときに使うスポンジをお子さんに渡して遊んでもらうのもいいでしょう。スポンジは水につけるとその中に水がどんどんと入り込んでいき、水分を吸収します。たくさんの水を含んだスポンジを握ると、吸収した水が勢いよく出てくるのでお子さんに興味を持ってもらえるかもしませんね。
ボール
ボールプール用のボールを何個か使い、水の中に入れてみるのもおすすめです。ボールは中に空気が入っているので、水の中に入れると自然と浮かび上がります。ボールプールで遊ぶときとは違ったボールの様子を見て、不思議に思うかもしれませんよ。
水鉄砲
100円ショップやホームセンターなどで売られている水鉄砲を使って遊ぶのもおすすめです。ただし、簡単に操作できるものにするのがポイント。あまり複雑な操作をしないといけないものは1歳のお子さんには使いこなせない可能性があるので注意しましょう。
水風船
水風船を用意し、その中に水を入れて水の上にプカプカ浮かせて遊ぶのもおすすめ。そうすれば1歳のお子さんでも、水風船を眺めたり触ったりしながら遊ぶことができます。また、親子で軽く投げ合って遊ぶのも、キャッチボールみたいで楽しいかもしれませんよ。水風船がない場合は、ビニール袋に水を入れて縛るだけでも代用できます。
家にあるもので水遊び用のおもちゃを作ってみよう!
前述したおもちゃはすべて市販で手に入るものばかりですが、家にあるものを使ってでも水遊び用のおもちゃを作ることができます。ここでは、家にあるもので作れる水遊び用のおもちゃの作り方を紹介します。
ペットボトルじょうろ
ペットボトルじょうろは、その名のとおりペットボトルを使って作るじょうろです。材料は、500mlの空のペットボトルとビニールテープ、油性ペンだけ。
<作り方>
- ペットボトルの飲み口がある上の部分を好きな長さにカットします
- ペットボトルの底にきりを使って、数か所穴を空けます
- カットして穴を空けたペットボトルにビニールテープを貼り、油性ペンで好きなイラストを描いて完成です
作ったペットボトルじょうろに水を入れると、底に空けた穴から水がじょうろのように出てきておもしろいですよ。
マヨネーズ容器水鉄砲
こちらも、名前のとおりマヨネーズの容器を使って作る水鉄砲です。ペットボトルじょうろのように切る必要がないので、1歳のお子さんでも簡単に作れます。材料は、マヨネーズの容器に加え、油性ペンもしくはシールを用意しましょう。
<作り方>
- 使い終わったマヨネーズの容器を水遊びをする数日前にしっかりと洗い、乾かしておきます
- 乾いた容器に空気を入れた状態にして、油性ペンで絵を描いたり、シールを貼ったりしてお子さんの好きなようにデザインしてもらいます
- 遊ぶときに容器の蓋を外して水を入れます
- 容器を思いっきり押して遊ぶと、水鉄砲みたいに水が勢いよく飛び出します
そもそも1歳の子どもは水遊びできる?遊ぶときに注意すべきこととは
1歳のお子さんと初めて水遊びをしようと考えたときに、まず気になるのはそもそも水遊びができるのかどうかでしょう。結論として、1歳のお子さんと水遊びをすることは可能です。
しかし、年齢が年齢だけに水遊びをするときに注意すべきことはたくさんあります。水遊びをするときに使えるおもちゃを紹介する前に注意すべきことを確認しておきましょう。
場所
1歳のお子さんと水遊びをするときは、まずは遊ぶ場所が非常に重要です。いきなり海やプールに行くのは危険なので、まずは自宅のお風呂の浴槽を使うか、屋外用のビニールプールを庭やベランダなどに用意して遊ぶのがおすすめです。また、水遊び場のある公園に行くのもよいでしょう。
服装
1歳のお子さんが水遊びをするときの服装は、遊ぶ場所によって異なります。自宅のお風呂の場合は、特に何も着なくても問題はないでしょう。ただ、屋外用のビニールプールや水遊び場のある公園で遊ぶときは一般的なオムツではなく、水遊びを用のオムツに履き替えて遊ぶようにしましょう。
さらにその上に、ラッシュガードや水着を着用します。特にラッシュガードは、お子さんの紫外線や日焼け対策にもなるのでおすすめです。公園の水遊び場で遊ぶ場合は滑りやすいので、濡れても問題のないサンダルを履いて遊ぶようにしましょう。
遊ぶ時間
1歳のお子さんと水遊びをするときは、遊ぶ時間にも注意が必要です。水遊びは意外と体力を消耗するので、いきなり長時間遊ぶと疲れてしまうおそれがあります。
遊ばせる時間はその日の気候や水温、子どもの月齢や体力によっても変動しますが、お子さんの様子を観察しながら15〜30分の時間を目安にして少しずつ慣らしていくのがおすすめです。
夏の暑い日は日差しの強さで体力が奪われやすくなります。そのため、適宜休憩を取ったり、日陰があるところで水分をしっかり摂ったりするようにして遊ぶようにしましょう。
持ち物
自宅のお風呂や庭、ベランダなどを使って遊ぶときは特に持ち物は必要ありません。しかし、公園の水遊び場などで遊ぶときにはある程度持ち物が必要です。たとえば、以下の持ち物があると便利でしょう。
- 水遊び用オムツ
- 水遊び用のサンダル
- 水着
- ラッシュガード
- 帽子
- タオル
- 着替え
- 替えのオムツ
- ビニール袋(濡れたタオルや水着を入れる用)
- 水遊び用おもちゃ
- 水分補給用の飲み物
これらのアイテムを用意しておけば、安心して水遊びができるでしょう。
安全対策
1歳のお子さんと水遊びをするときは、遊ぶ場所の安全にも配慮するようにしましょう。たとえば、自宅のお風呂の浴槽で遊ぶ場合は浴槽にためる水の量にも注意が必要です。5~10cm程度の量にして、遊ぶときは絶対にお子さんから目を離さないようにしてくださいね。
また、水温は26~30℃を目安に設定しましょう。1歳のお子さんはまだ体温調節がうまくできません。身体を冷やしすぎて低体温になってしまわないためにも、水温には注意するようにしましょう。
水遊び後のケア
水遊びをひととおり楽しんだあとは、乾いたタオルで身体についた水をしっかりと拭きとりましょう。
水を拭きとり終わったら、あらかじめ用意しておいた替えのオムツを履き替え、着替え用の服を着用しましょう。
まとめ
今回は、1歳のお子さんと楽しめる水遊びのアイデアをご紹介しました。お子さんが小さいうちはプールや海に行くのはまだ難しいので、自宅のお風呂の浴槽やビニールプールから水遊びを始めてみるのがおすすめです。
今回ご紹介した遊びのアイデアは、どれも小さいお子さんと気軽に楽しめるものばかりなので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
「ふたばの庭」は、北海道旭川市豊岡にある小規模保育園です。私たちの強みは、第2の家のような感覚で子どもたちに安心感を提供できる環境や関わりがあることです。
発達に合わせた遊びこめるこだわりの園庭が自慢です。保育園見学も受け付けているので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。
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対象は、幼稚園に入園していないお子様で、年齢制限はありません。
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