「おうち遊び、なんだかマンネリしていませんか?いつも同じ遊び方になってしまう…」そんな風に感じているママパパに向けて「1歳からの楽しめるダンボール遊び」をご紹介します。
実は、ダンボールはアイデア次第で遊び方が無限に広がる、魔法のアイテムです。
ただ、子どもの成長に合わせて遊び方を工夫しないと、ダンボールでおもちゃをつくっても、全然あそんでくれないなんてことも…。
そこで今回は、旭川市豊岡にある小規模保育園「ふたばの庭」の現役保育士が実践している、子どもの好奇心と発達を刺激するダンボール遊びのアイデアを5つご紹介します。
今日から実践できるダンボール遊びのヒントを見つけて、子どもの創造力、運動能力、そして集中力を育み、親子で笑顔あふれる時間を過ごして頂けると幸いです。
目次
1、わくわく秘密基地を作ろう「ダンボールハウス遊び」
1歳頃は、自分だけの空間を持つことが大好きです。ダンボールハウスは、そんな好奇心を満たし、想像力を育む絶好の遊び場になります。
ママパパがつくり、装飾を一緒に楽しみながら、自分だけの秘密基地を完成させてくださいね。
お子様と一緒に楽しめる、ダンボールハウスの作り方をご紹介します。身近な材料で簡単に作れるので、ぜひ挑戦してみてください。
材料
- 大きいダンボール 1枚
- ガムテープ
- ガムテープ(お好みの色)
- 両面テープ
- カッター
- ペン
- 定規
- 折り紙やペン、シールなど (装飾用)
作り方
- 土台作り:ダンボール箱を横向きに置き、底面にガムテープを貼り付けます。この時、フタの部分を開いたままにしておきます。
- 屋根作り: 開いたフタの部分を合わせて屋根の形を作り、ガムテープでしっかりと固定します。
- ドア作り:反対側のドアになる部分の緑にガムテープ(好きな色)を貼ります。
- 窓作り: 窓を作りたい場所にペンで下書きをします。窓が開くように、三辺をカッターで切り込み、一辺は蝶番のように残して窓が開閉できるようにします。格子状にダンボールをカットして窓枠を作り、裏側からセロハンを両面テープで貼り付けると、可愛らしい窓になりますよ!
- 装飾: 折り紙やペン、シールなどを使って、自由に装飾を楽しんでください。屋根に模様を描いたり、周りに花を飾ったりすると、さらに可愛くなります。
世界に一つだけのオリジナルダンボールハウスの完成です!お子様の想像力を刺激する、素敵な遊び道具になること間違いなし。ぜひ親子で一緒に楽しんで作ってみてください。
2、指先の発達を促す「ポットン落とし」で集中力を養おう
指先を使う遊びを通して、手先の器用さと集中力を身に着ける遊びです。指先は、多くの感覚器が集まることから「第二の脳」とも呼ばれ、積極的に使うことで脳に良い刺激を与えると言われているんですよ。
指先の発達を促す「ポットン落とし」はダンボールでつくれます。
まず、ダンボールを組み立てて、全体を包装紙で包みましょう。好きなキャラクターや動物の柄を選ぶと、より興味が湧いてきます。
次に、ダンボールの上部に、ペットボトルのキャップがちょうど入るくらいの穴を数カ所開けます。この穴が、キャップを落とす「ぽっとん」の入り口になります。穴の数や大きさは、お子様の発達に合わせて調整してくださいね。穴を開けたら、切り口をカラーテープで覆いましょう。カラフルなテープを使うと、おもちゃが華やかになります。
最後に、ペットボトルのキャップを3つ重ねて、カラーテープでしっかりと巻きましょう。キャップの色やテープの色を組み合わせることで、カラフルで楽しいぽっとん落としが完成します。
手作りおもちゃの「ぽっとん落とし」。シンプルな遊びだけど、1歳児の好奇心を刺激し、指先の器用さや集中力を育むのにぴったりですよ。
誤飲の恐れがないよう、必ず保護者の方が見守ってくださいね!
3、全身運動「ダンボールでつくる乗り物」でドライブしよう
1歳児は、活発に体を動かしたい時期です。ダンボールでつくる乗り物で遊ぶことで、室内・屋外でもよい運動になりますよ。
家にあるダンボールが、あっという間にワクワクする乗り物に変身!ダンボールを使った手作りおもちゃ「ダンボール飛行機」と「ダンボールくるま」の作り方をご紹介します。
想像力を羽ばたかせて、自分だけのオリジナルデザインに挑戦してみましょう。どんな冒険が待っているでしょう?
手作り「ダンボール飛行機」でパイロット気分
大きなダンボール箱を用意して、「ダンボール飛行機」をつくりましょう!底のフラップ4枚をカッターで切り取れば、飛行機の胴体の完成です。
次に、反対側の4枚のフラップを内側に折り込み、ガムテープか木工ボンドで固定します。
切り取ったフラップで羽を作り、胴体に木工用ボンドで貼り付けましょう。洗濯ばさみで固定して乾かすとよいですよ。
シールやペンなどで装飾し、自分だけのオリジナル飛行機を作りましょう。余ったダンボールでプロペラをつけてもかっこいいですよ!
肩にかける紐を通すための穴を4カ所開け、内側から紐を通して外側で結び目を作れば、完成です。
ブーンという音を表現して、お部屋の中を走り回ったり、庭を駆け抜けたり。想像力を働かせて、空想の世界を自由に飛び回りましょう。
アレンジは無限大!電車だって、バスだって、さかなだって!なんでも装飾次第で変更できます。
あっという間につくれる「ダンボールくるま」
ダンボールと丈夫な紐、そしてはさみとガムテープがあれば、あっという間に楽しい乗り物に変身!
まず、ダンボールの蓋になる部分を内側に折り込みます。
次に、ダンボールの箱に2つの穴を開け、そこに丈夫な紐を通します。内側でしっかりと結び目を作れば、安心して乗ることができます。
最後に、画用紙や折り紙やテープなどで装飾し、自分だけのオリジナルデザインに仕上げましょう。あっという間に、世界に一つだけの素敵な乗り物が完成します!
4、ごっこ遊びで社会性を育む!「ダンボールくるまで配達員」ごっこ
ダンボールの車にのって楽しんだ後は、ダンボールくるまにおもちゃをいれて、配達員を楽しむ「ごっご遊び」も楽しめます!
おもちゃを出したり、積んだり、お届けしたりと、まるで小さな配達員さん。
こどもがせっせと働く姿はなんとも可愛らしいですね。
最後は、床のおもちゃを回収してもらえば、「ダンボールくるま」がお片付けBOXに!
後ろにひっくり返ったりなど、転倒には気を付けて!見守りながら、一緒に遊んでくださいね。
5、創造力を刺激する「ダンボールお絵描き」でアートを楽しもう
1歳児は、自由な表現が大好き!大きなダンボールを使えば、ダイナミックなお絵描きを楽しむことができます。
クレヨンやペンで自由に描いたり、手や足に絵の具をつけてスタンプのように押したり、様々な表現方法を試してみましょう。
何を描いてもOK!のびのびと自由に表現させてあげましょう。
手形・足形アートもおすすめ!手や足に絵の具をつけて、ダンボールにスタンプのように押すのも楽しいですね。手形や足形をカットして残しておけば成長の記録にもなります。
ダンボールお絵描きは、創造力を刺激し、表現する楽しさを教えてくれます。ぜひ、お子様と一緒に、アートの世界を満喫してくださいね!
- 水性絵の具やクレヨンなど、口に入れても安全な画材を選びましょう。
- ダンボールの下に大きな紙やシートを敷けば、床を汚さずに済みます。
まとめ
ダンボールは、1歳児の好奇心と創造力を刺激する、魔法のような素材です。身近にあるダンボールが、アイデア次第で秘密基地や飛行機、乗り物、キャンバスへと変身する様子は、子どもの目をキラキラと輝かせます。
今回は、1歳児が夢中になるダンボール遊びのアイデアを5つご紹介しました。
ぜひこの記事を参考に、「ダンボール遊び」をご家庭でも取り入れて、親子で一緒に楽しんでくださいね。
旭川市豊岡にある小規模保育園「ふたばの庭」では遊びは学びだと考えています。第2の家のような感覚で子どもたちに合わせた遊びから、成長をサポートしています。
自分たちで作り上げる園庭は「ふたばの庭」の自慢ポイントです。
保育園見学も行っているので、お気軽にお問合せくださいね!
見学予約はこちら連携施設の「旭川ふたば幼稚園」では月に一度
就園前のお子様を対象にした園開放を行っています!
連携施設の旭川ふたば幼稚園では月に一度就園前のお子様を対象にした園開放事業として「ふたばっこらんど」を開催しています。
対象は、幼稚園に入園していないお子様で、年齢制限はありません。
園庭遊びやごっこ遊び、製作など日程によって体験できる内容が異なるため、興味のある内容がございましたらお気軽にご参加ください。
ポイント①こだわりすぎた園庭
ポイント②室内遊具も工夫がたくさん
遊具がいっぱいの園庭・ホールで自由に遊んだり、その時に流行っているもの、参加者に合わせた遊びをします。
園庭、室内、教室など幼稚園内を自由に遊べますよ。ご参加、お待ちしております!
園開放について※旭川ふたば幼稚園のウインドウが開きます