1歳児は歩くことで飛躍的に脳が発達していく時期。たくさん遊び、体を動かして成長をサポートしていきたいですね!
そこで今回は、1歳児のママパパに向けて、北海道旭川市豊岡にある小規模保育園「ふたばの庭」の保育士が実践する子供達に人気の遊びをまとめて紹介します。
室内遊び・外遊び・季節の製作など、たくさん紹介しているので、お子様と一緒に、楽しい思い出をたくさん作ってくださいね。
遊びを通して、五感を刺激し、体力をつけ、脳や心を育んでいきましょう。
目次
1歳児ができること
⚫︎言葉
1歳頃になると、大人の話す言葉が徐々に理解できるようになります。「ぶーぶ」「ワンワン」など、意味のある言葉を話せるようになってきます。
1歳半にもなると、「ワンワン、いた!」など2語文が出始める子も。まだまだ、話さない子も、今は心に言葉を貯めている時期。たくさん話しかけて、言葉を心に貯めてあげてくださいね。見ているものを指さして、「くるまだね」「わんちゃんだね」など積極的に話しかける事がこの時期はとても大切です。
⚫︎運動能力
足腰が安定し一人で歩けるようになるので、行動範囲が広がっていきます。指先が発達し、小さいものがつまめるようになり、誤飲リスクが高まるので、お部屋の低い位置に小さいものが置かれていないか再確認することが大切です。
1歳半にもなると、歩きもしっかりしてきて、手をつなげば階段も立ったまま上ることができるようになってきます。低い台からジャンプができる子もでてきます。
手先も器用になり、クレヨンで線がひけるようになったり、ボールを投げることができるようになります。
動き回っているので、危険も多くなるので、危ないものがないか確認は大切です。
室内遊びで楽しめる遊び|1歳児
ここからは1歳児ができる遊びを室内、屋外、四季ごとに分けて紹介していきます。状況に合わせて参考にしてみてくださいね。
新聞紙で遊ぼう
新聞紙を1枚渡して、自由に遊ぶのを観察してみましょう!
ぐしゃぐしゃという新聞紙の音を楽しんだり、ボールにして遊んだり、新聞紙を破ってみたり!
新聞紙を破るのは、意外に難しいので、上手に破れたら声をかけてあげて下さいね!
新聞遊びを満喫したら、遊んでいた新聞紙にテープを巻きつけてボールを作ります。
向かい合って「ボールいくよ~!」と声をかけながら、コロコロボールを転がして遊びましょう。
室内で感触遊び
小麦粉ねんどの作り方
- 小麦粉:100g
- 水:50cc
- サラダ油:少々
- 食用色素・ココア・抹茶など:お好みで
まずは、小麦粉と水を加えてこねる。まとまってきたら、サラダ油を少々入れてしっかりこねたら完成!
硬さは、小麦粉と水で調整して!
何個かに分けて、食紅や、ココア、抹茶など色のつく粉をお好みで混ぜこんで。
まだまだ、何かをつくるのは難しいので、こねたり、ちぎったり、色を混ぜてみたり。
小麦粉の感触を自由に楽しむ遊び方です。
ママパパが食べ物の形をつくってあげて、ごっこ遊びをするのも楽しいですよ!
容器に入れてアイスクリーム屋さんごっこもできます!
リズム遊び|音のなるおもちゃでノリノリダンス
ママパパの好きなノリノリ曲をかけて、とにかく楽しく音に合わせて、おもちゃをふったり叩いたり!自由に表現して!
音楽が終わった時、すこしスッキリしているかも!
リズム遊びをすることで、リズム感や運動能力を鍛えることができます。
ママパパのマネをすることで、身体全体で自由に表現したり、さまざまな動きを習得できますよ!
公園で楽しめる外遊び|1歳児
公園にあるブランコや、すべり台は、三半規管などを鍛えることができます。前後左右の移動にたいして、体が対応できるようになり、転びにくくなったり、まっすぐ歩くことに繋がるのでおすすめの遊具です!
ママといっしょにブランコ
ママパパのひざの上にのせ、ゆらゆらと声をかけながら、ゆっくりゆらして楽しんでください!揺らしすぎると、怖くなり遊んでくれなくなるので、お子様の反応をみながら遊んでくださいね!
小さいすべり台
1歳頃になると、小さいすべり台であれば、1人で登ってすべれるようになってきます。はじめはスピードが出すぎないように、体を抑えたり、手をつないだりして調整してくださいね。
大きいすべり台
大きいすべり台は、一緒に楽しみましょう!階段を一緒にのぼり、ひざの上にのせて、すべり台をたのしんでください。すべり台を滑っても気にしないくらいの服装で公園を一緒に満喫してください!
春が来た!1歳におすすめの春遊び
春発見!春散歩で季節を感じよう
1歳のお子様は、好奇心旺盛で元気いっぱい!そんなお子様と、春の陽気な日にぴったりの遊びといえば、やっぱり散歩ですよね!
春は五感を刺激する発見がたくさん!
さくらや、つくし、たんぽぽなど春にさく花はたくさんありますよね!
お花の名前や色や香りなど、ママパパが実況中継してあげながら散歩を楽しんで!
アリやダンゴムシの観察など、春の散歩には、わくわくがいっぱいです。
お子様に興味の種をたくさんまきましょう!
安全に遊ぶために
- 車や自転車の危険があるので、危険な場所はしっかり手をつなぎましょう!
- 観察は安全な場所で(公園など)
- お子様から目を離さない
- こまめに水分補給する
- 日差しが強い日は、帽子や日焼け止めを忘れずに
- 虫よけ対策も忘れずに
春の季節を感じる製作遊び(さくら)
トイレットペーパーの芯にプチプチを巻きつけてつくるさくらスタンプは、1歳でも一緒に楽しめる製作遊びです。自由にスタンプすることで、創造性や表現力を育むことができます。
材料
- 画用紙
- トイレットペーパーの芯
- ぷちぷち
- 絵具
- トレー
準備
トイレットペーパーの芯にプチプチを巻きつけて桜スタンプをつくる。
画用紙にさくらの木を描く。
作り方
- トイレットペーパーの芯で作った桜スタンプを、トレーにだしたピンクの絵具にポンポンと押し当てます。(赤と白の絵具を混ぜてもOK!)
- 木が描かれた画用紙に桜スタンプで花をたくさん咲かせましょう!
注意点
- 絵具を口に入れようとする場合は、ママが手を添えて一緒に製作しましょう。
- 製作後は、手洗いと消毒を忘れずに。
- 汚れても良い服やスモックを着て製作しましょう。
- テーブルや床に新聞紙を広めに敷いてください。
夏が来た!1歳におすすめの夏遊び
夏は水遊びを楽しもう!バケツで簡単おもちゃすくい
準備するもの
- 水を入れる容器(洗面器、バケツ、ビニールプールなど)
- ぬれても大丈夫なおもちゃ
- おもちゃをすくうもの(コップ、ボウル、ザル、水遊び用のネットなど)
遊び方
- 容器に水をはり、おもちゃを投入します。
- コップなどを使って、おもちゃをすくう。
注意するポイント
- 水の量は少なめにする(数cmでも溺れる可能性あり)
- 絶対に目を離さない
- おもちゃを口に入れないように気を付ける
- 大きめなおもちゃにする
- 水の温度はぬるく感じる温度に
- 紫外線対策(帽子や日焼け止めなど)
- 白湯や麦茶などの準備し小まめに水分補給
- 滑りにくい場所に設置(底にタオルを敷くと滑りにくい)
- 遊び終わった後は、おもちゃをしっかり洗って乾燥
- 水遊び用の服を着せると、濡れても安心
バケツを使うと、濡れが少なく、準備も楽!
ビニールプールを使うとダイナミックに遊べます。
時間のゆとりに合わせて遊び方を調整してくださいね!
夏の季節を感じる製作遊び(花火)
トイレットペーパーの芯を使った花火スタンプは、1歳でも一緒に楽しめる製作遊びです。自由にスタンプすることで、創造性や表現力を育むことができます。
材料
- 黒い画用紙
- トイレットペーパーの芯
- 絵具
- トレー
準備
- トイレットペーパーの芯の先をカットし、タコの足のように開き花火スタンプを作成
- 絵具をトレーに点々と配置しておきます。(厚紙をパレットにしてもOK!)
作り方
- トイレットペーパーの芯で作った花火スタンプを、トレーに点々と置かれた絵具にグルグルと回しながらつけます。
- 黒い画用紙にスタンプを自由に押していきます!
- くるくると向きを変えながら押していくと、綺麗な花火が完成します。
注意点
- 絵具を口に入れようとする場合は、ママが手を添えて一緒に製作しましょう。
- 製作後は、手洗いと消毒を忘れずに。
- 汚れても良い服やスモックを着て製作しましょう。
- 床やテーブルに新聞紙を広めに敷いてください。
ポイント
- 赤、青、黄色など、さまざまな色の絵具を用意すると、より華やかで楽しい花火を作ることができます。
- 画用紙にクレヨンやペンで模様を描いたり、シールを貼ったりして、さらに飾り付けを楽しむこともできます。
秋が来た!1歳におすすめの秋遊び
どんぐり拾いを楽しもう
どんぐりボックスをもって、どんぐり探しの旅へ!
たくさんどんぐりみつけられるかな?!
プラスチックコップ2個でマラカスを作ったり、たまごトレーにどんぐりを入れてテープでとめ横に傾けたりジャカジャカ振ってみたり!
いろいろなものに、どんぐりを閉じ込めてオリジナル楽器をつくってみるのはいかがですか?
- 鍋かフライパンに水をたっぷり入れ火にかける。
- 沸騰したら、どんぐりを入れて5分~10分茹でる。
- 茹で終わったら、水を切り2日ほど陰干しをする。
- しっかり乾いたらOK!!
秋の季節を感じる製作遊び(どんぐりBOX)
散歩中に見つけた木の実やどんぐりを「持ち帰りたい」という気持ちを大切にできる「どんぐりBOX」。持ち帰って室内でじっくり観察するのも、楽しみの1つですよね!
材料
- 紙コップ(高さ10cmくらいに切った牛乳パックでもOK!)
- ヒモ
- シール・マスキングテープで装飾
準備
初めからどんぐりBOXは作っておいて、装飾をお子様に!
紙コップの上の方に2か所穴をあけ、首から下げられる長さのヒモを通して結びます。
お子様と楽しく装飾!
好きなシールや、マスキングテープなどで、好きに装飾を楽しんでください!
冬が来た!1歳におすすめの冬遊び
新聞紙で雪をふらせよう
子どもといっしょにちぎった新聞紙で「雪だ〜!」と言って上から降らせてみましょう!
1歳のお子様は長く外で遊べないので、室内でも季節を感じられる遊びはおすすめです。
1枚の新聞紙を広げて頭の上にのせて、傘にしたり、
うちわで仰いでふわふわと新聞紙を舞わせてみたり、
新聞紙は、いろいろなアレンジが楽しめますよ!
冬の季節を感じる製作遊び(ゆきだるま)
材料
ポンポンスタンプ
- わた
- ガーゼ
- 輪ゴム2本
- 割りばし
スタンプ作り方
- ピンポン玉の大きさのわたをとり、ガーゼで包む
- 割り箸を半分にカットし、外れないよう、わたにしっかり差し込む
- 輪ゴム2本で、ガーゼと割りばしをきっちり留めたら完成!!
材料
雪だるま
- 土台の画用紙(青や紺など青系)
- 雪だるま部分の白い画用紙
- 目・鼻・手の装飾(折り紙や画用紙、書いてもOK!)
- 白い絵の具
- トレー
- はさみ
- 両面テープ
作り方
- 雪だるまを白い画用紙で作り、裏に両面テープを貼る
- 両面テープを剥がしてお子様に渡し、土台となる画用紙に貼り付ける
- 雪だるまの顔や体のパーツの裏に両面テープ貼る
- パーツを1つずつ、両面テープを剥がして渡し、土台となる雪だるまに貼り付ける
- ポンポンスタンプに白い絵具をつける
- 雪のように画用紙にスタンプする
- 乾かしたら、完成!
1歳児と遊ぶときに注意したい3つのこと
ご家庭で子どもと遊ぶ際に注意したいことをまとめました。
1、誤飲に注意
1歳半ころまでは、触ったものは何でも口に入れて確かめようとします。
誤飲に繋がるようなパーツの小さいおもちゃや小さいものを床や低いテーブルに置かないように注意してください。直径4cm以下のおもちゃは誤飲のリスクがあります。
2、お子様を見守りましょう
1歳児は行動範囲が広がり、良く動くので目が離せない時期です。
歩きが安定せず転んで泣いたり、ソファーなどの段差から落ちたりすることも少なくありません。忙しいとは思いますが、常に見守れるような体制をとりましょう!
3、室内の安全対策をしっかり行う
転倒してもケガをしないように、柔らかいマットを敷くなどの対策が必要です。
家具の角にぶつかり防止クッションをつけたり、いって欲しくない場所には、ベビーゲートを設置するのもおすすめです。
まとめ
1歳の1年間の季節を感じる遊びや、発達を促す遊びをご紹介してきました。
自宅の遊びに困ったらぜひ参考にしてみてください。毎日忙しいママパパが、お子様との遊びで楽しい時間を過ごせるアイデアになれば幸いです。
北海道旭川市豊岡にある「ふたばの庭」は、遊びを通じて心を育むことを大切にする、第2の家のようなアットホームな小規模保育園です。
自分たちで作り上げる園庭は「ふたばの庭」の自慢ポイント!
保育園見学も行っているので、お気軽にお問合せくださいね!
ふたばの庭の見学予約はこちら連携施設の旭川ふたば幼稚園では月に一度就園前のお子さんを対象にした園開放事業として「ふたばっこらんど」を開催しています。
対象は、幼稚園に入園していないお子様で、年齢制限はありません。
園庭遊びやごっこ遊び、製作など日程によって体験できる内容が異なるため、興味のある内容がございましたらお気軽にご参加ください。
園遊び体験「園開放」の予約はこちらから 園開放についての記事※旭川ふたば幼稚園のウインドウが開きます