おすわり期、生後6〜8ヶ月の赤ちゃんは、成長のスピードが加速し、ますます新しい発見や経験を体験する時期です!
遊びを通じて赤ちゃんの成長と発達を促すために、保育士が月齢ごとにおすすめの遊び方を紹介します。
おすわりができるようになると、目線が高くなり、周囲の景色が広がります!柔らかいクッションや安定した座り台を使用して、赤ちゃんが自分でおすわりをする練習を促してあげてください!
今回は北海道旭川市豊岡にある小規模保育園「ふたばの庭」の保育士がおすわり期の遊びを紹介していきます。
親子で楽しめる遊びや、赤ちゃんが自分で楽しめる遊びを紹介しているので、赤ちゃんとの時間を楽しんでくださいね!
目次
おすわり(生後6〜8ヶ月)期の遊びのねらい
どんなことができるの?
個人差はありますが、
6ヶ月ころから、一人で座ったり、ずりばいで移動ができる赤ちゃんも。両手を使い、おもちゃを持ち替えることもできるようになってきて、日々、成長を感じることができます!
関わり方のポイント
一般的に、5ヶ月から6ヶ月ころに首がすわります。首がすわったら「たかいたかい」などダイナミックな遊びができるようになります。
おすわりが出来るようになったら、両手を使った遊びもできるようになります。身の回りにある、素材で感触を楽しんだり、おもちゃを取り入れたりすると探求心もぐんぐん育っていきますよ!
配慮すべき点
おすわりをしていて、前や後ろに転倒することもあるので、周りに硬いものを置かないなど対策が必要です。
また、ずりばいで移動ができるようになったら、けがや誤飲につながるので、床にはなるべくものを置かないように気をつけることが大切です。
生後6ヶ月におすすめの遊び
いない いない ばあ 遊び
「いないいない」と言いながら、手で顔を隠します。そして、「ばあ」と言って、顔をにっこり見せる定番の遊び。
喜んでくれるのは、記憶や予測の能力が備わってきている証拠です。
反応してくれると嬉しくなりますよね!
「いないいないばあ!」はバリエーションがたくさんあります。
ハンカチで顔をかくして、右?左?下?上?どこから現れるのか!という遊びを楽しんだり、声の強弱をつけたり、いろいろな方法で楽しんでください。
おもちゃをどうぞ
赤ちゃんの好きなおもちゃを目の前に差し出して、「はい、どうぞ!」と声をかけてみましょう。
赤ちゃんが自分から手を伸ばして受け取るのを待ちます。うまく受け取れたら、「できたね」とたくさんほめてあげてください。何度か繰り返して、楽しい気持ちを共有しましょう。
赤ちゃんが「どうぞ」に慣れてきたら、次は赤ちゃんが持っているおもちゃの前に手のひらを差し出して、「ちょうだい」と声をかけてみましょう。
すぐにできるようにはなりませんが、何度か同じように声をかけてみてください。
赤ちゃんが気まぐれでおもちゃを手のひらにのせてくれることがあれば、「ありがとう!」と伝えながらたくさんほめてあげて。
何度か繰り返すうちに、「こうすればママが嬉しそう!」と理解し、おもちゃを渡してくれるようになってきます。
風船ぱーんち
赤ちゃんが仰向けに寝ているときに、顔の上に紐で吊るした風船を手の届く位置まで近づけます。風船に触れると、揺れる風船に興味を持ってくれるでしょう。
おすわりの状態でも出来るので、いろいろな体勢でたのしめます。赤ちゃんが風船を手で触ったり、パンチしたりする様子は可愛くて癒されますよ。
生後7ヶ月におすすめの遊び
たかいたかい
ゆっくりと「たかいたかい」と声をかけながら高く持ち上げます。その後、「ひくいひくい」と声をかけながら手を下げて、赤ちゃんを低い位置に移動させます。
高いところから低いところに移動するダイナミックな動きに赤ちゃんは喜びます。感覚統合を促進し、バランス感覚や筋力の発達にも役立ちますよ。
- 怖がっていないか?楽しそうかな?など反応は確認してください。
- 首がすわってからの遊びです。
- はげしく動くと、脳へのリスクが考えられるので、ゆっくりを心掛けてください。
ティッシュ箱からハンカチ!?
赤ちゃんがティッシュを出すことが大好きなことはよく耳にしますね!そんな赤ちゃんに向けた楽しいおもちゃのアイデア、「ティッシュ箱からハンカチ!?」。
薄いハンカチやスカーフを何枚か結んで、長く伸ばします。そしてそのハンカチをティッシュの空き箱に入れて、引き出して遊びます。
全て引き出したら、また箱の中に戻して無限に遊べる仕組みです。
また、ハンカチをほどいて箱に入れるなど、様々なアレンジが可能です!
この遊びは、赤ちゃんの「つまむ・引っ張る」といった指先のトレーニングにも繋がります。
新聞紙びりびり
新聞紙びりびりの遊びは、赤ちゃんの感覚の発達を促します。
まず、新聞紙に切れ目を入れておき、赤ちゃんにその端を差し出します。
赤ちゃんが新聞紙をつかむと、ママがもう一方の端をひっぱり、びりびりーと破ります。
この遊びでは、紙が破れる感覚や音、そして手の動きによって引き起こされる振動が赤ちゃんの感覚を刺激します。
新聞を思い切りびりびりすることで、大人にとっても良いストレス発散に!赤ちゃんと一緒に新聞紙をびりびりすることで、ママもリラックスできるかもしれません。
生後8ヶ月におすすめの遊び
空き箱パーカッション
空き箱や空き缶を使って、自由に叩いてみましょう!
大人も一緒になって叩くことで、リズムセッションを楽しむことができます。
さまざまな容器を用意して、その音の違いを楽しんで。異なる素材や形状の容器からでる、さまざまな音が、赤ちゃんの探求心や好奇心を刺激します。
赤ちゃんの音の感覚を発達させるだけでなく、親子のコミュニケーションを深める素晴らしい機会でもあります。ぜひ親子で、音楽の世界を探求してみましょう。
このおもちゃは入るかな?チャレンジぽっとんあそび
大きめのプラスチック容器のふたをカッターで円形や四角形、三角形などに切り抜いて、ぽっとん容器を作りましょう!
入れ口をやすりで滑らかに加工すると安心です。
このぽっとん容器には、お手玉やブロック、おもちゃ、チェーンリングなど、色々なものを入れて楽しむことができます。赤ちゃんが中に物を入れたり、出したりするときに、手と目が一緒に働き、赤ちゃんの発達に良い影響を与えます。
赤ちゃんが慣れてきたら、細長い長方形など難易度の高い形にもチャレンジしてみてください。
袋おばけと一緒に遊ぼう
ビニール袋に空気を入れて膨らませ、マジックで顔を描けば、袋おばけができあがりです。
袋おばけをふんわりと上からパラシュートのように降ろしてみたり、袋おばけに向かって話しかけたりしましょう。
赤ちゃんはこの面白い袋おばけに興味津々になることでしょう。
赤ちゃんと袋おばけが仲良くなったら、自由に遊ばせてあげて!赤ちゃんが袋おばけをつかんだり、振り回したりする様子を観察していると、赤ちゃんのすきな遊び方が分かるかもしれません。
まとめ
ねんね期から卒業し、おすわりができるようになると、目線が高くなり視野も広がりますね。ずりばいもできるようになったり、1日1日の成長が楽しみな時期です。
今回は、親子で楽しめる遊びをたくさんご紹介してきました。
育児や家事に忙しい日々をお過ごしかと思いますが、遊びを通じて楽しいひと時を過ごしていただけると幸いです。
「ふたばの庭」は北海道旭川市豊岡にある小規模保育園です。
私たちの強みは、第2の家のような感覚で子どもたちに安心感を提供できる、環境や関わりがあることです。
発達に合わせた遊びこめるこだわりの園庭が自慢です。保育園見学も受け付けているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ふたばの庭の見学予約はこちら連携施設の旭川ふたば幼稚園では月に一度就園前のお子さんを対象にした園開放事業として「ふたばっこらんど」を開催しています。
対象は、幼稚園に入園していないお子様で、年齢制限はありません。
園庭遊びやごっこ遊び、製作など日程によって体験できる内容が異なるため、興味のある内容がございましたらお気軽にご参加ください。
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