赤ちゃんの成長って本当に素晴らしいですよね!
生後10ヶ月から12ヶ月の赤ちゃんは、日々の成長が目に見えて感じられます。
ずりバイやハイハイ、つかまり立ちと段階を踏んで成長していく姿を見ると、親として嬉しくなりますね。
そんな赤ちゃんの成長を促すためには、好奇心を刺激する遊びがとっても大切です。
今回は北海道旭川市豊岡にある小規模保育園「ふたばの庭」の保育士がつかまり立ち期の遊びを紹介していきます。
コミュニケーションがどんどんとれるようになる時期なので、たくさん声をかけながら、一緒にお子さまとの遊びを楽しんでください!
目次
つかまり立ち期の遊びのねらい
どんなことができるの?
はいはいから、つかまり立ちが出来るようになり、慣れてきたら伝い歩きを始める時期。
手先も器用になり、日々成長が感じられます。
「ちょうだい」「どうぞ」などのやり取りを繰り返すことで、言葉と動作が結びついていく時期です。
関わり方のポイント
「ちょうだい」などのやりとり遊びができるようになり、コミュニケーションがどんどんとれるようになる時期なので、声かけがとても大切です。
「ぬいぐるみ可愛いね」などの声かけを繰り返すと、「ぬいぐるみ」がわかり、「ぬいぐるみ」と「可愛い」が結びつくようになります。
遊びながら、たくさんお話をしてあげてくださいね!
配慮すべき点
転落・転倒事故に注意!
つかまり立ちや伝いあるきが始まる時期は、安定せず転んでしまうことが多いです。フローリングには柔らかいマットを引くのがおすすめです。
また。転んだときに、テーブルや家具に頭をぶつけないように、コーナーガードなどをつけて予防することも大切です。
行動範囲が広がるので、階段やキッチンなど、危険な場所には1人で行けないようにゲートをつけるなどもオススメです!
生後10ヶ月におすすめの遊び
つかまり立ちができるようになる時期だと言われています。
指先も器用になり、物をつまんだり、ボタンを押したりができるようになります。
好奇心が旺盛な10ヶ月のお子さまにおすすめな遊びをご紹介していきます。
万能!ミニペットボトルおもちゃ
小さな空のペットボトルに、ビーズやスパンコールなどを入れ、水を半分ほど注ぎ、接着剤とビニールテープでしっかりとフタを閉じます。
シャカシャカという音やビーズがゆらゆらと動く様子に、赤ちゃんは興味津々!
水に洗濯のりを加えてとろみを出すと、ビーズがゆらゆらとゆっくりと落ちてくるおもちゃに変身!何種類か作って、赤ちゃんの好みを探すのも楽しいですね。
ペットボトルを振ったり転がしたりと、色々な遊び方ができるのも魅力です。
家庭にある材料で手軽に作れるこのおもちゃは、お子さまとの楽しい時間を提供してくれること間違いなしです。
おもちゃの破損には注意が必要ですので、使用中は目を離さず見守りましょう。
興味津々!鏡遊び
あかちゃんを抱っこしながら、家にある固定鏡に一緒に映ってみましょう!
鏡に近づいたり離れたりするだけでも、赤ちゃんは大喜びです。
また、赤ちゃんの顔にシールを貼って鏡を見せると、自分の顔の変化に気づき、シールをはがそうとするか?という自己認識のテストを試してみるのも!
赤ちゃんが鏡の中の自分を認識する時期は、生後6カ月〜1歳半頃と言われています。
赤ちゃんと手鏡を一緒に見るのも楽しいですね。手鏡に映る自分や周囲の変化に興味津々です。
割れる鏡を使う場合は、必ず大人が取り扱うようにしてください。
お子さまが遊ぶときは、割れないソフトミラーを使用したおもちゃを選ぶとよいですよ!
「ちょうだい・どうぞ」遊びでコミュニケーションを楽しもう
赤ちゃんが何かをつかんだら、大人が両手を出して「ちょうだい」と伝えてみましょう。赤ちゃんが手に持っているものを渡してくれたら、「ありがとう」と言って、今度は「はい、どうぞ」といいながらそれを返します。
慣れてきたら、ごっご遊びを取り入れるのも楽しいです。渡してもらったおもちゃを、食べ物に見立てて「いただきます!」と言ってみたり、渡すときに「配達員さん、このおもちゃをこの箱にお願いします!」とアレンジするのも楽しいです。
今は赤ちゃんが喋れなくても、たくさんの言葉をかけてあげることが、その後のコミュニケーションに役立ってきます。
生後11ヶ月におすすめの遊び
つかまり立ちに慣れ、伝い歩きが出来るようになる子も増えてきます。
慎重な性格の子は、なかなか歩きださない子も。個人差があるので、ゆっくり個人のペースを見守ってあげてください。
指先も更に器用になり、積み木を2つ積めるようになってきます。
筋肉もついてきて、運動量が増える生後11ヶ月には「おうち公園遊び」をご紹介します。
楽しさ満点!「おひざでの滑り台」
大人のひざの上に赤ちゃんを正面に向けてのせます。
赤ちゃんの脇をしっかり支えながら、「しゅー」といいながら、ひざの上から滑り台のようにすべらせましょう。少し早いスピードや、高い位置からスタートさせたり、違う刺激を加えることで、さらに楽しさを感じてくれるでしょう。
少し早い程度を心掛け、どんどん激しくならないように注意が必要です。
親子で楽しむ「シーソー遊び」
床に赤ちゃんを仰向けに寝かせ、両手をもって優しく引いて起こし、ゆっくり仰向けの状態に戻します。「ぎっこん、ばったん」という掛け声に合わせて、ママやパパの顔が近づいたり離れたりするのも楽しいポイント!
顔が近づくときには「ばあ」といったり、いろいろな声かけを楽しんでください。
0歳児の赤ちゃんは頭が柔らかいので、はげしく揺らさないように注意してください!
人力ブランコ
足を広めに開いて、赤ちゃんの脇の下を支えて向かい合って持ち上げます。ブランコのように弧を描くように足の下をくぐらせてお子さまを優しく「ぶらん、ぶらん」させましょう。
「きゃっきゃ」と喜ぶ人気の遊びですが、大人は体力を使うので頑張りが必要です。
0歳の赤ちゃんは頭が柔らかいので、はげしく揺らさないように注意してください。
生後12ヶ月におすすめの遊び
伝い歩きができて、歩き始める子も!しかし、いつ歩くかは、個人差が大きいので気長に見守ってあげてください。
1歳頃になると、照れるや、すねるなど複雑な感情表現ができるようになり、成長を感じることができます。
親子で挑戦「ぺんぎん歩き」
大人は立った状態で、あかちゃんを足の上に乗せ、体は大人と同じ方向を向くようにしてください。前に障害物がないか確認したら、ぺんぎん歩きスタート!「いち、にー」と声をかけながら、大人は足をゆっくり前に進ませます。
あかちゃんは右足と左足が交互に動くことが不思議でおもしろがってくれます。
「左に曲がって~」など変化を持たせるのもおすすめです!最後はゴールでフィニッシュ!
少しでも足が外れたら、またしっかり大人の足の上にのせてからスタートしてくださいね!
想像力を育む「電話ごっこ」
電話ごっこは昔からの定番の遊びですよね。積み木や長方形のおもちゃなど電話にみたてて遊びます。「もしもし?〇〇ちゃんですか?」「〇〇くんの声が聞こえてきます!」など話しかけてみましょう!
電話をとって、電話を切るまでの一連の動作を繰り返し行うなどして楽しくあそんでください。まねっこ遊びは、子供の想像力を高めるのに役立ちます。
荷物をおとどけ「ダンボール遊び」
ダンボールの中におもちゃや座布団などのおもりを入れると、つかまり立ちのお子さまが押して歩けるダンボールおもちゃに変身します!
おもちゃを出したり、積んだり、お届けしたりと、まるで小さな配達員さんのような遊びが楽しめます。
こどもがせっせと働く姿はなんとも可愛らしいですね。
後ろにひっくり返ったりなど、転倒には気を付けて!見守りながら、一緒に遊んでくださいね。
まとめ
生後10〜12ヶ月は赤ちゃんと親子で楽しむ遊びや、日常の中で取り入れやすい遊びをご紹介しました。
つかまり立ち期は、つかまり立ち、伝い歩き、そして初めての一歩が待ち遠しい時期ですが、月齢は目安であり、個々の発達に合わせて工夫することが大切です。
赤ちゃんの成長を喜びながら、0歳のお子さまとの温かい時間を楽しく過ごしていきましょう!
「ふたばの庭」は北海道旭川市豊岡にある小規模保育園です。私たちの強みは、第2の家のような感覚で子どもたちに合わせた遊びから、成長をサポートすることです。
自分たちで作り上げる園庭は「ふたばの庭」の自慢ポイント!
保育園見学も行っているので、お気軽にお問合せくださいね!
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対象は、幼稚園に入園していないお子様で、年齢制限はありません。
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