落ち葉や木の実などを使って遊べる秋遊びには、外で自然遊びをしたり、室内で製作遊びをしたりなどのさまざまな遊び方があります。どの遊びも秋という季節を存分に感じられますが、1歳の子どもと遊ぶときの秋遊びは何をして遊んだらよいのでしょうか。

今回は北海道旭川市豊岡にある小規模保育園「ふたばの庭」の保育士が、1歳児と楽しめるおすすめの秋遊びを9月・10月・11月と月別にご紹介します。お子さんとの秋の遊び方で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

【9月】1歳児と楽しめるの秋遊び

まだまだ暑さが残るものの、少しずつ涼しさを感じられる日が増えてくる9月。下旬にもなると、どんぐりが道端に落ちてくる頃です。ここでは、どんぐりをテーマにした1歳児と楽しめる9月の秋遊びを室内と屋外に分けてご紹介します。

室内遊び

室内遊びといえども、製作をしたり、身体を動かしたりとさまざまな遊びがあります。それぞれのおすすめの遊びを確認しておきましょう。

室内でできる製作遊び

1歳児は少しずつ手先が器用になってくる時期ですが、まだまだ一人で作業をするには難しいので単純な工程でできるものにするとよいでしょう。

たとえば、大人が画用紙にあらかじめどんぐりのイラストを描いておき、そこにクレヨンで色を塗ってもらいます。そして本物のどんぐりも用意しておき、色を塗ったどんぐりの周りにセロハンテープで貼ってもらうのもおすすめです。

室内でできる運動遊び

室内でもどんぐりを使って、身体を動かす遊びができます。大人が事前に室内のいたるところにどんぐりを隠しておき、それを探してもらうという遊びです。

どんぐりを探し回るためにあちこち動き回るので、室内でも十分楽しめるでしょう。制限時間の中で、どんぐりを何個探すことができるかに挑戦してみるのもおもしろいかもしれませんよ。

屋外遊び

公園などの屋外で遊ぶ場合は、外にあるものを活かした遊びに挑戦してみるとよいでしょう。土が見えるグラウンドを使って遊ぶ方法として、どんぐりの福笑いがあります。

大人が、土の上に輪郭のような大きめの丸を描きます。そこに顔のパーツに見立てながらどんぐりを並べていきます。どんぐりの個数が足りない場合は、落ち葉や松ぼっくり、木の枝などを使ってみてくださいね。

【10月】1歳児と楽しめるの秋遊び

気温が下がり、秋の気配が深まる季節でもある10月。世間はハロウィンで賑わっている時期かもしれません。続いては、ハロウィンをテーマにした1歳児と楽しめる10月の秋遊びを室内と屋外に分けてご紹介します。

室内遊び

製作をしたり、身体を動かしたりとさまざまな遊びがある室内遊び。ここでは、それぞれの遊び方をチェックしておきましょう。

室内でできる製作遊び

ハロウィンの仮装で使えるように、かぼちゃのお面づくりに挑戦してみるといいかもしれません。オレンジ色の画用紙を用意し、かぼちゃの形に大人が切っておきます。また、目や口となるパーツも準備しておくのがおすすめ。

そして、お子さんにかぼちゃの形の画用紙に目や口のパーツをセロハンテープで貼ってもらいましょう。かぼちゃのお面の顔が完成したら、大人が両端に小さい穴を開け、輪ゴムを通してあげてくださいね。

室内でできる運動遊び

家の通路や子ども部屋などにPEテープ（スズランテープ）を貼りめぐらせてくもの巣に見立て、くもの巣くぐりに挑戦してみてはいかがでしょうか。

遊び方としては、PEテープは壁や床の低いところなどランダムに貼っていきます。そうすることで、お子さんが跨いだり、くぐったりすることになるので身体を思いきり動かす運動遊びができますよ。

屋外遊び

公園などに遊びに出かけて、木の実や落ち葉、松ぼっくり、木の枝などを拾いに行くのもいいかもしれません。これだけでも立派な秋の自然遊びになります。遊びで秋の自然に触れることで、季節の移り変わりに興味を持ってくれるでしょう。

また、それらを自宅に持ち帰って工作遊びに使う道具にしてもよさそうです。木の実や落ち葉などを使ってハロウィンのかぼちゃやおばけなどを親子で作ってみてはいかがでしょうか。

【11月】1歳児と楽しめるの秋遊び

紅葉が見頃となり、一気に落葉が進む11月。最後は、落ち葉をテーマにした1歳児と楽しめる11月の秋遊びを室内と屋外に分けてご紹介します。

室内遊び

9月や10月と同様、遊び方次第で製作も運動も楽しめる室内遊び。ここでは、それぞれの遊び方をチェックしておきましょう。

室内でできる製作遊び

さまざまな種類の落ち葉を用意し、画用紙に落ち葉を貼りつけてたてがみに見立て、ライオンを作ってみましょう。まず、大人が画用紙に事前にライオンの顔だけを描いておきます。

そしてその顔の周りにお子さんに落ち葉を貼りつけてもらい、たてがみを表現するという製作遊びです。たてがみを貼るときのポイントとしては、落ち葉を外側に向かって貼ること。そうすることで、よりライオンらしくなるでしょう。

室内でできる運動遊び

大人が落ち葉数枚を高いところから落とし、床に向かってヒラヒラと舞い落ちてくる落ち葉を手でつかんでもらう落ち葉遊びゲームに挑戦してみてはいかがでしょうか。落ち葉をキャッチするために身体を動かすので、いい運動になります。

屋外だと天候状況によっては風が吹いたりしてうまく下に落ちていかないことが多いですが、室内なら風に影響されることが少ないので1歳児のお子さんでも遊びやすいでしょう。手でうまくキャッチできないなら、バケツやカゴを使って挑戦するのもいいかもしれませんね。

屋外遊び

たくさんの落ち葉を一つの場所に集めて、大きい落ち葉の山を作ってみるといいでしょう。落ち葉は砂遊びなどで作る山とは違ってふかふかしているので、埋まったり、座ったり、寝転んだりといろんな遊び方をすることができますよ。

たとえ、お子さんが落ち葉の山に乗って崩れてしまったとしても、また集めて元通りにすればすぐに山が完成します。飽きるまで何度でも遊ぶことができるので、落ち葉を使って外遊びをするにはもってこいの遊びでしょう。

まとめ

今回は、1歳児のお子さんと楽しめる秋遊びを9月、10月、11月と月別に室内と屋外に分けてそれぞれご紹介しました。どんぐりやハロウィン、落ち葉など、その時期特有のもので遊ぶことができるのでぜひお子さんと一緒に試してみてはいかがでしょうか。

「ふたばの庭」は、北海道旭川市豊岡にある小規模保育園です。私たちの強みは、第2の家のような感覚で子どもたちに安心感を提供できる環境や関わりがあることです。

発達に合わせた遊びこめるこだわりの園庭が自慢です。保育園見学も受け付けているので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。

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