
0歳のお子さんと水遊びを楽しみたいと感じていても「いつから水遊びができるの?」と疑問を持つ保護者の方もいるでしょう。安全に水遊びを楽しむためにも、どんなことに気をつければよいのか知っておくことが大切です。
そこで今回は北海道旭川市豊岡にある小規模保育園「ふたばの庭」の保育士が、0歳のお子さんの水遊びデビューの時期や注意点を解説します。水遊びを楽しむおもちゃのアイテムについてもまとめたので、参考にしてみてくださいね。
目次
0歳水遊びデビューは4ヶ月過ぎからが目処

0歳のお子さんと水遊びを楽しみたいとき、「いつから遊べるの?」「風邪を引いたらどうしよう…」と、不安になる方もいるのではないでしょうか。
赤ちゃんの水遊びデビューは、しっかり首がすわる生後4ヶ月以上を目安にするとよいでしょう。
まずは自宅の浴槽やビニールプールなどに浅く水を張り、お子さんをしっかり抱っこしながら、手や足に水をかけて、10分~15分ほどの時間を目安に水慣れするとよさそうです。
生後6〜7カ月頃にお座りが上手にできるようになると、遊びの幅が広がります。
大きめのタライに少量の水を張り、自分からプラカップなどを使って水を汲んだり、手でバシャバシャと水に触れたりする遊びを取り入れてみましょう。
歩行ができるようになる1歳児頃には、外の公園などの広いスペースで衛生面に気をつけながら、水遊びを楽しみます。15分~30分を目安に遊び、子どもの様子に合わせて時間を調整することがポイントです。
赤ちゃんにとって「水」は五感を刺激する貴重な機会のため、そばで見守りながら一緒に遊びましょう。
0歳児と楽しむ水遊びで注意する6つのポイント
ここからは、お子さんと水遊びをする際の6つの注意点を紹介します。安全に楽しむためにチェックしておきましょう。
1.近くで一緒に楽しむ
水遊びをするときは、常に大人が近くで見守ることが大切です。
絶対に目を離さず、手をつないだり抱っこして一緒に遊んだりと、安心して水に触れられるようにしましょう。
また、水を怖がらないように「大丈夫だよ」「気持ちいいね」などと声をかけながら、心地よい雰囲気をつくれるとよいですね。お子さんが好きな音楽をかけながら遊ぶと、リラックスできるかもしれません。
2.服装に気をつける
水遊びを楽しむときは、遊ぶ場所によって服装を変えるとよいでしょう。
自宅のお風呂で遊ぶときは、特に何も着ずに楽しむことが多いかもしれません。
室内の温度に気をつけながら、水遊び用のおむつのみを着用するというご家庭もあるでしょう。
ただ、自宅の前や庭など、外でビニールプールを設置して遊ぶときは、快適に過ごすために水着を着るとよいですね。
サイズが大きすぎると動きづらいので、ぴったりフィットする水着を選ぶことがポイントです。
速乾性のあり、動きやすい(ポリエステルやナイロン素材など)を用意し、着脱のしやすさをチェックしましょう。
また、外で遊ぶときも水遊び用のおむつを使用し、万が一の漏れを防ぐと安心して遊べます。
3.気温・天気・水温に注意する
水遊びの際は気温や天気、水温に気を配り、風邪を引かないように気をつけましょう。
外で遊ぶときの注意点は以下の通りです。
- 天気が曇りや雨の場合、冷えや風邪のリスクが増すので、無理に遊ばない
- 外の気温が24℃以下の場合、体温が下がりすぎるため、水遊びを控える
- ビニールプールに水を張った後は、日差しの強い場所に置き、水温は26~30℃を目安に調整する
強風や高湿度の日は熱中症の危険があるため、日陰で遊んだり休憩をはさんだりと、臨機応変に対応しましょう。
4.日焼け対策と水分補給をする
外で水遊びをするときは、UVカットの服や帽子を着用し、日焼けに気をつけます。
紫外線をカットするラッシュガードを着用し、0歳児用の肌に優しい日焼け止めクリームを用意するとよいですね。
また、水分補給をこまめに行い、お子さんが暑さや乾燥で脱水症状を起こさないように気をつけましょう。
5.安全対策をする
水遊びを安心して楽しむためには、安全対策が欠かせません。
以下のポイントを守りながら、お子さんをしっかり見守りましょう。
- 浴槽やビニールプールに水を浅く張って遊ぶ
- 浮き輪やおもちゃを安全に使用する
- 定期的に水の深さや水温を確認する
- こまめに機嫌や顔色などをチェックする
例えば、ビニールプールや浴槽の中で遊ぶときは、5㎝~10cm程度に水の深さを調整するとよいでしょう。
また、つかまり立ちや歩き始めの時期は転倒の危険が高いため、注意が必要です。
ビニールプールや浴槽の周りが濡れていた場合は、足を滑らせてしまうことも考えられます。床を拭き、タオルを敷いておくなどの配慮が大切です。
6.水遊び後のケアする
水遊びが終わった後は、風邪を引かないようにしっかりケアしましょう。
まず、濡れた肌を優しく拭き、肌触りのよいタオルで包んであげるとよいですね。お子さんの身体が冷えないようにあたたかい場所で休ませ、乾燥しやすい場合はクリームで保湿をしてから服を着せましょう。
0歳児との水遊びが楽しくなるおもちゃ5選!

水遊びをより楽しむために、おもちゃを取り入れてみましょう。
水が苦手な子もおもちゃに興味を抱いて、少しずつ水遊びの面白さを感じてくれるかもしれません。
遊びやすく、家庭で取り入れやすいアイテムを紹介します。
1、水風船
水風船はぷにぷにした触感が楽しいおもちゃです。風船に水を少しだけ入れて触ってもらうと、不思議な感覚に興味を持ってくれそうです。
ただ、水風船を口の中に入れる恐れがあるため、安全面に注意して遊びましょう。
2、ミニペットボトル
ミニサイズのペットボトルは、0歳児でも手に持ちやすく扱いやすいおもちゃのひとつです
中に水を入れて振ることでシャカシャカと音が鳴り、「なんだろう?」と関心を抱きそうですね。
また、ボトルの口から少しずつ水を出して遊ぶことで、水の流れや音の変化を楽しんでもらえるかもしれません。
3、スポンジ
柔らかくて軽いスポンジは、赤ちゃんの手で握りやすく、水遊びにぴったりなおもちゃです。水を含ませて絞る動作を繰り返すことで、自然と指先を動かす練習にもなるでしょう。
また、スポンジは動物の形やカラフルな色のものを選ぶと、視覚的に興味を持ってもらえそうです。
4、バケツとスコップ
バケツとスコップを使った遊びは、水を入れたり出したりしながら、「すくう」「こぼす」などの動きが楽しめるでしょう。
バケツは取っ手が持ちやすいものを選び、スコップはすくう部分が水遊びや砂遊び用に深くなっているものを用意することがポイントです。
5、ボール
水遊びに使うボールは、柔らかくて軽いアイテムにしましょう。
水に浮かぶボールを追いかけることで、遊びながら身体を動かす楽しさを感じてもらえそうです。
ただ、ボール遊びに夢中になって転倒してしまう恐れもあるため、安全に注意することが大切です。
0歳児におすすめの水遊び手作りおもちゃの紹介
手作りのおもちゃを使って水遊びを楽しみましょう。身近な材料を使って簡単にご家庭で製作できるので、参考にしてみてくださいね。
ミニペットボトルで作る簡単ジョウロ
ミニペットボトルのキャップや底にキリでいくつかの穴をあければ、手作りのジョウロが出来上がります。
水を入れて傾けると、穴から水がシャワーのようにやさしく流れ出るため、安心して使えるでしょう。
ミニペットボトルの側面をビニールテープやキラキラシールで装飾すると、かわいらしい仕上がりになります。
ペットボトルキャップキャップでつくる金魚
ペットボトルのキャップに赤いビニールテープを隙間なく貼り付けて、さらに端にヒラヒラとしたビニールテープをつけると、しっぽが揺れる金魚おもちゃの完成です。
水に浮かべるとゆらゆらと動き、不思議な動きに興味を示す子が多いかもしれません。
また、スコップやプラコップを使って、金魚すくいを楽しむのもよいですね。
口に入れることのないように十分注意しながら、「金魚さんどこにいくのかな?」「コップでゆっくりすくってみようね」などと声をかけて遊んでみましょう。
まとめ
今回は、0歳のお子さんと楽しめる水遊びの注意点やおもちゃアイデアをご紹介しました。
お子さんの様子に合わせて少しずつ水慣れすることで、水遊びの楽しさを感じてもらえるでしょう。まずは自宅の浴槽やビニールプールに浅く水を張り、安全面に気をつけて遊べるとよいですね。
また、水が苦手なお子さんには、水風船やバケツ、スコップなどのおもちゃ、手作りのジョウロなどを取り入れて遊ぶと、興味を持ってくれるかもしれません。
無理のない範囲でお子さんのペースに合わせて、一緒に水遊びを楽しんでみてくださいね。
「ふたばの庭」は、北海道旭川市豊岡にある小規模保育園です。私たちの強みは、第2の家のような感覚で子どもたちに安心感を提供できる環境や関わりがあることです。
発達に合わせた遊びこめるこだわりの園庭が自慢です。保育園見学も受け付けているので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。
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