お子さまの成長とともに、新しいことに挑戦させてあげたいと思うのが親心ですよね。
はさみは、お子さまの創造力を刺激し、表現の世界を広げる素晴らしいツールです。
そこで今回は、2歳頃から始められるはさみ遊びについて、旭川市豊岡にある小規模保育園「ふたばの庭」がご紹介します。
はさみ遊びのはじめ方や、はさみの選び方、お子さまの成長に合わせた練習方法、そして、切った紙を使った遊びのアイデアまで、盛りだくさんでご紹介します!
正しい使い方を身につけ、安全に配慮することで、はさみを通じて、創造力や集中力、達成感を育むことができます。
お子さまの「できた!」を一緒に喜び、成長を見守るヒントがきっと見つかるはずです。
目次
2歳からのはさみ遊び|はじめ方のポイント
2歳頃になると、お子さまの指先の器用さも発達し、集中力もついてくるため、はさみ遊びに挑戦する良いタイミングです。ただし、安全に楽しく遊ぶためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
はさみ遊びを始める前のチェックポイント
お子さまが、はさみ遊びを始める準備ができているか、以下の2点をチェックしてみましょう。
指先の十分な発達
- グー、チョキ、パーができる
- 洗濯バサミをつまむことができる
約束を守れる
- はさみの使い方に関する約束事を理解し、守れる
はさみ遊びを始める前の約束事
お子さまにわかりやすく、以下の約束事を伝えましょう。
- はさみは座って使う
- はさみを持ったまま歩かない
- 人にはさみを向けない
- 自分や他の人の「指」や「髪」などを切らないように気を付ける
- はさみを渡す時は持ち手を相手に向けて渡す
- 使い終わったら、安全な場所に片づける
はさみ遊びはなぜ大切なの?
はさみ遊びにはたくさんのメリットがあります。
「ここを切りたい!」という目的を持って、刃先を慎重に動かすことで、自然と集中力が高まり、「残したい部分を切らないようにする」という意識は、自制心を育むことにもつながります。
どのように切るか考えながら手を動かすことは、手先のトレーニングにもなり、脳への良い刺激になります。また、切ることで形が変わっていく様子を観察することは、空間を認識する力を養うことにもつながります。
はさみの使い方を通して、社会のルールを学ぶこともできます。例えば、「刃先は人に向けない」「渡す時は刃を持って、持ち手を相手に差し出す」といったことは、相手を思いやる気持ちや、安全に配慮する行動につながります。
2歳のお子さまのはさみの選び方3つのポイント
安全に楽しく遊ぶためには、どんなはさみを選べばいいのでしょうか?
お子さまにぴったりのはさみの選び方のポイントをまとめました。
ポイント①安全性を確認しよう!
先が丸い
万が一、お顔や体に触れてもケガをしにくいように、先が丸くなっているはさみが安心です。
丈夫な作り
お子さまは、物を落としたり、強く握ったりすることもあります。プラスチック製や丈夫な金属製のはさみなら、壊れにくく安心です。
ポイント②2歳の小さな手でも使いやすいものを!
小さくて軽い
お子さまの小さな手でも握りやすく、扱いやすい小さくて軽いものを選びましょう。
持ちやすいグリップ
滑りにくい素材や、手にフィットする形のグリップだと、しっかり握れて切りやすいです。
利き手に合わせる
左利きのお子さまには、左利き用のはさみを選びましょう。無理に右利き用を使うと、うまく切れないだけでなく、手を痛めてしまうかもしれません。
ポイント③お子さまの興味を引き、使いたくなる工夫を!
明るい色や可愛いデザイン
お子さまの好きな色やキャラクターがデザインされたはさみなら、喜んで使ってくれるでしょう。
色々な模様に切れる
ギザギザや波型など、色々な模様に切れるはさみなら、飽きずに楽しく遊べます。
2歳児におすすめのはさみ遊び5つ紹介
1回切りから始まり、連続切り、形の切り抜き、そして最後は切った紙を使った遊びまで、お子さまの成長に合わせて無理なくステップアップできる順番で遊びを紹介しています。
1.1回切りに挑戦!
まずは、1回でチョキンと切れる細い紙を用意して、1回切りの練習から始めましょう。
どんな紙がいいの?
- 折り紙よりも、少し厚めの画用紙の方が切りやすいのでおすすめです。
- 幅は1~2cmくらい、長さは10cmくらいの細長い紙がちょうど良いでしょう。
持ち方は?
- 利き手ではない方の手で紙の端をそっと持ち、利き手ではさみを持ってチョキン!と切ってみましょう。
- 最初はママやパパが一緒に手を添えてあげると安心ですね。
2.連続切りに挑戦!
1回切りに慣れてきたら、次は連続切りに挑戦してみましょう。
まずは、1回切りで使った紙よりも少し幅の広い紙を用意します。はさみの刃を2回くらい動かせば切れるくらいの幅からはじめるのがおすすめです。
慣れてきたら、まっすぐな線を描いて、その線に沿って切る練習をしてみましょう。
3.いろいろな線の連続切りに挑戦!
まっすぐの線が切れるようになったら、いろいろな線に挑戦してみましょう。
こんな形がおすすめ
- ゆるやかなカーブ
- ちょっと急なカーブ
- ギザギザの線
色々な線に挑戦することで、はさみの動かし方がもっと上手になりますよ。
4.いろいろな形の切り抜きに挑戦!
色々な形を切り抜いて、もっとはさみを使いこなそう!
こんな形がおすすめ
- 丸
- 四角
- 三角
ママやパパが画用紙に、形を描いてあげましょう。
お子さまが片手で持ちやすい大きさにするのがポイントです!
5.切った紙をいれて「ビニール風船」で遊ぼう
透明のビニール袋に、お子さまが一生懸命切った紙をたくさん入れてみましょう。
空気をいっぱい入れて、口を輪ゴムでしっかりと縛れば、オリジナルのビニール風船のできあがり!ポンポンと飛ばして、お子さまと一緒に楽しく遊んでみましょう。
安全第一!はさみ遊びでの注意点と遊び方のポイント
お子さまが初めてはさみを持つとき、ママはちょっとドキドキしますよね。でも、安心してください! ちょっとした工夫と見守りで、安全に楽しくはさみ遊びができますよ。
1. まずはママがお手本を見せてあげましょう
お子さまに「こうやって切るんだよ」と、優しく教えてあげましょう。ママがゆっくりと安全に切る様子を見せることで、お子さまも安心して真似することができます。
2. 危ない使い方をしていたら、すぐに教えてあげましょう
もしお子さまがはさみを振り回したり、人に向けたりしたら、すぐに「ダメだよ」と優しく教えてあげましょう。そして、正しい使い方をもう一度一緒に練習しましょうね。
3. いつもそばで見守ってあげましょう
はさみを使っている間は、ママがそばで見守ってあげることが大切です。使い終わった後も、はさみを置きっぱなしにせず、安全な場所にしまうように教えてあげましょう。
これらのポイントを参考に、お子さまと一緒に楽しく安全なはさみ遊びを始めてみましょう!
まとめ
はさみ遊びは、お子さまのいろいろな成長を育めます。
ぜひ、お子さまの成長を願いながら、ぜひ一緒に楽しいはさみ遊びの時間を楽しんでください。
安全に注意しながら、お子さまのペースに合わせて、少しずつステップアップしていってくださいね!
はさみを使いこなせるようになる喜びや、自分でできた達成感を、親子で分かち合える素敵な時間となるはずです。
連携施設の「旭川ふたば幼稚園」では
月に一度就園前のお子様を対象にした園開放を行っています!
連携施設の旭川ふたば幼稚園では月に一度就園前のお子様を対象にした園開放事業として「ふたばっこらんど」を開催しています。
対象は、幼稚園に入園していないお子様で、年齢制限はありません。
同じように子育てを頑張るママたちと悩みを共有したり、ちょっとした気づきを交換したりできます。一人で抱えていた気持ちが、誰かと話すことで少し軽くなるかもしれません。
もちろん育児相談も大歓迎です!
「遊びは学び」と考えるふたば幼稚園では、お子さんが屋外でも、室内でも、存分に楽しく過ごせる環境を用意しております。
室内遊具では、おままごとコーナーやトンネルなど、ドキドキとワクワクがとまらない仕掛けがもりだくさん!
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