2歳のお子さんがいて、雪が降り積もる冬の時期にお子さんと一緒に雪遊びをしたいと考えている保護者の方もいるのではないでしょうか。しかし、2歳児はまだできることに限りがあるので、どうやって遊んだらいいのかわからない人もいるかもしれません。
そこで今回は北海道旭川市豊岡にある小規模保育園「ふたばの庭」の保育士が、2歳のお子さんにおすすめの雪遊びアイデアを紹介しつつ、雪遊びを思いきり楽しむためのポイントも詳しく解説します。
目次
2歳児との雪遊びを満喫するための服装
2歳のおこさんとの雪遊びを楽しむためにも、防寒対策をしっかりと行ったうえで遊ぶようにしましょう。1歳のお子さんと同様に、雪遊びをするときはつなぎタイプのジャンプスーツやスキーウェアを着せるのがおすすめです。
つなぎタイプであれば、お腹などの隙間から雪が入り込む心配もないので安心して遊べるでしょう。お子さんの身体のサイズに合わせたものを選んであげてくださいね。
ほかにも、帽子やマフラー、手袋、長靴などを着用するのも忘れずに。特に手袋は雪をいっぱい触ることを考えて、撥水性があるものを使うようにしてください。帽子も耳が隠れるものにすると、寒さで耳が痛くなるのを避けることができます。
それでも寒さに心配がある場合は、ジャンプスーツやスキーウェアの下に服を薄手の服を数枚着せるなどして重ね着をするのがおすすめです。重ね着をすることで、服と服の間に空気の層が作られるため、体温で温められて暖かさを保ってくれるでしょう。
2歳児と遊ぶのにおすすめの雪遊び
2歳児と一緒に雪遊びを楽しむためのアイデアを紹介します。この年齢の子どもはまだ身体のバランスが発展途上なので、安全を最優先し、シンプルで楽しい遊びを心がけるようにしましょう。
1、雪の上に足跡をつける
雪の上を歩いて、足跡をつけるだけのシンプルな遊びです。お父さんやお母さんの足跡と、子どもの小さな足跡が並ぶのを見て、「どっちの足跡が大きいかな?」と話しながら歩くのも楽しいでしょう。
雪の上をただ歩くだけでも、2歳児にとっては新鮮な体験となるでしょう。自分たちの足跡だけではなく、動物の足跡や雪に残る模様を一緒に探してみるのもおもしろいかもしれませんね。
2、雪でお絵描きする
枝や手を使って、雪の上でお絵描きをしてみましょう。簡単な丸や線を描くだけでも、2歳児にとっては楽しい時間になるはずです。
親が「丸を描いてみよう」「おうちを描いてみよう」と声をかけると、子どもも自分でいろいろな形を描こうとするでしょう。
3、小さな雪だるまを一緒に作る
大きな雪だるまを作るのはまだ難しいので、小さめの雪玉を作りましょう。
お父さんやお母さんが少し大きめの雪玉を作り、子どもがその上に小さな雪玉を重ねて顔を作る部分を担当します。枝や小石などがあれば、それらで顔を飾ってみるのもよさそうです。
4、雪の中におもちゃを隠して探す
動物フィギュアや小さな車などのプラスチックの小さなおもちゃや砂遊び用のおもちゃなどを雪の中に軽く埋めて、子どもに探してもらう遊びもいいかもしれません。
「どこに隠れているかな?」とお子さんに声をかけながら探してもらい、見つからない場合はヒントを与えましょう。なお、おもちゃを隠すときはあまり深く埋めすぎないようにし、できるだけ簡単に見つけられる場所に隠すのがポイントです。
5、庭や公園でそり遊びをする
子ども用のそりを使って、親が子どもを乗せて引っ張ります。引っ張るときのスピードはゆっくりで、短い距離を行ったり来たりするだけでもお子さんに喜んでもらえる可能性があります。
小さな坂道で軽く滑らせるのも楽しいですが、急な斜面やスピードが出る場所は避けましょう。子どもが不安にならないように、最初は平らな場所から始めるとよさそうです。
2歳児と雪遊び楽しむためのポイント
2歳児はまだ体力や運動能力、寒さへの耐性が十分ではないため、雪遊びをするときにはいくつか配慮すべきことがあります。ここでは、2歳児と雪遊び楽しむためのポイントを紹介します。
1、短い時間で遊ぶ
2歳児は体力が限られているので、長時間外で遊ぶとすぐに疲れてしまうおそれがあります。どんなに遊びが楽しくても、疲れがたまると体調を崩しやすくなるため、適度な時間で区切ることが大切です。
雪遊びの時間は15~30分程度を目安にし、途中でこまめに休憩を取るようにしましょう。疲れたサインや寒さを感じていないかを観察しながら、無理をさせないことが大切です。
2、安全な場所で遊ぶ
雪遊びは楽しいですが、滑りやすい場所や雪が深すぎる場所は転倒のリスクが高まります。特に2歳児はバランス感覚がまだ不安定なので、安全な場所選びが必要です。
具体的には、滑りやすい場所や雪が深い場所、氷が張った場所は避けるようにしましょう。比較的平らで安全な場所を選び、遊ぶときは親が必ず近くで見守るようにしてください。
3、子どものペースに合わせる
2歳児は興味が短時間で変わることが多いので、子どものペースに合わせた遊びを提供しましょう。
雪だるま作りや足跡をつけて遊ぶなど、シンプルで短時間でも楽しめる遊びが向いています。無理に大きなものに挑戦するのではなく、子どもの反応を見ながら遊びましょう。
4、子どもの様子をしっかりと観察する
2歳児は自分の状態をうまく言葉で伝えられないことが多いので、親が子どもの体調や気分をしっかり観察することが重要です。
たとえば、寒そうにしていないか、唇や顔色が青白くなっていないかをチェックしましょう。寒さで震えていたり、手が冷たくなりすぎていないかも確認して、不調が見られる場合は遊びを中断しましょう。
5、濡れたらすぐに着替えさせる
雪遊び中は服や靴が濡れやすいので、身体が冷える原因になります。特に手足が濡れて冷たくなると、体温が急激に下がってしまうため、遊びの途中でも濡れたらすぐに対処することが大切です。
予備の手袋や靴下を持参しておき、万が一濡れたらすぐに取り替えるようにしましょう。特に手袋はよく濡れるので、もう1セット持っておくと安心です。
6、遊び終わったあとのケアもする
雪遊びをしたあとは身体が冷えていることが多いので、遊び終わったあともしっかりケアすることが大切です。身体を温めることで、風邪を引くリスクを減らせます。
具体的には、家に帰ったら温かいお風呂に入って身体を温めましょう。足先や手先が特に冷えていることが多いので、しっかりと暖を取るようにしてください。また、温かい飲み物やスープを用意して飲んでもらうのもよいでしょう。
まとめ
今回は、2歳のお子さん向けの雪遊びのアイデアをご紹介しました。どれも2歳のお子さんでも問題なく遊べるものばかりなので、雪が積もったらお子さんと一緒に試してみてはいかがでしょうか。
また、2歳児と雪遊びを楽しむためには防寒対策を徹底し、短時間の遊びを心がけることが大切です。遊び終わったあとも、身体をしっかり温めるなどのケアをすることも忘れないようにしましょう。
「ふたばの庭」は、北海道旭川市豊岡にある小規模保育園です。私たちの強みは、第2の家のような感覚で子どもたちに安心感を提供できる環境や関わりがあることです。
発達に合わせた遊びこめるこだわりの園庭が自慢です。保育園見学も受け付けているので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。
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