雨が降る日は、外に出て遊ぶのが難しい場合が多いです。そんなときに、1歳のお子さんと一緒に室内でできる遊びを知りたい保護者の方もいるでしょう。

今回は、北海道旭川市豊岡にある小規模保育園「ふたばの庭」の保育士が、1歳のお子さんにおすすめの雨の日の遊びのアイデアをご紹介します。

【雨の日】1歳児におすすめの身体を動かす室内遊び

雨が降っていて外に出られなくても、室内で楽しめる身体を動かす遊びはたくさんあります。ここでは、どのような遊びがあるのかをご紹介します。

風船

風船を使った遊びは、簡単にできる楽しい運動です。風船を投げたり、ポンポンと叩いて落とさないようにしたりして遊びます。腕を動かしたり、追いかけたりするため、身体全体を使うことになって、よい運動になるでしょう。

また、風船は柔らかく軽いので1歳のお子さんでも安心して遊べるのがポイントです。遊んでいる最中に、「もっと高くしてみよう」「次はママに渡してね」と声をかけることで、お子さんとのコミュニケーションも取れるでしょう。

クッション山登り

大きめのクッションや布団を床に積み上げて、即席の「山」を作ってみましょう。お子さんが登ったり、滑り降りたりすることで、全身を使った運動遊びができるようになります。

山を上るたびに「次はこっちから！」と誘導すると、さらに長く遊ぶことができるかもしれません。ただ、転んでしまうおそれもあるので遊ぶときは親が横で支えたり見守ったりするようにしてくださいね。

ボール転がし

柔らかいボールを使い、転がして追いかけたり、親子で向かい合ってボールを転がし合ったりする遊びもおすすめです。ボールを追いかけることで走る動きが自然と促され、室内でも運動量を増やすことが期待できるでしょう。

また、ボールをキャッチする動作は手先の感覚を育む助けにもなる可能性があります。イスやクッションなどの障害物を置いて、迷路のようにボールを転がすのも面白いかもしれませんね。

【雨の日】1歳児におすすめの準備なしで楽しめる室内遊び

お子さんと一緒に遊ぶのは楽しいものですが、遊ぶための事前準備が多いと終わったあとの片付けが面倒になってしまうことがあります。続いては、1歳児におすすめの準備なしで楽しめる室内遊びをチェックしておきましょう。

追いかけっこ

追いかけっこは、1歳児が動き回るのを見守りながら一緒に楽しめる遊びです。「まてまて～！」や「こっちだよ～！」と声をかけながら、ゆっくり追いかけましょう。室内なのでハイハイや小走りでOK。お部屋の中の家具やソファの周りを使って、ぐるぐる回るだけでもお子さんにとっては楽しい時間になるかもしれません。

捕まえるときには、軽く背中や肩をタッチして「つかまえた！」と言い、次は逃げるターンを交代しても楽しいでしょう。お子さんが笑っているか、疲れていないかを確認しながら進めます。また、家具や角には十分気をつけ、障害物が少ない場所で行うと安全です。

リズム遊び

リズム遊びは、音楽やリズムが大好きな1歳児にぴったりの遊びです。好きな歌や音楽を流しながら、親が手を叩いたり足をトントン踏んだり、膝をポンポン叩くなど、リズムに合わせた動きを見せましょう。「パチパチ！」「トントン！」など、動きに合わせて声を出すと、子どもも興味を持って真似をし始めます。

リズムに慣れてきたら、腕を上げ下げしたり、全身を大きく動かすダンスに挑戦するのもおすすめ。自由に動かす時間を作り、「上手だね！」「楽しいね！」と声をかけてあげましょう。

真似っこ遊び

真似っこ遊びは、1歳児の模倣力を伸ばしつつ親子の絆を深められる遊びです。お子さんの正面に座り、「これできるかな？」と声をかけながら、手を広げる、頭に手を乗せる、パチパチするなどの簡単な動作をしましょう。

子どもが真似できたら「すごいね！」「上手だね！」と褒めてあげると、もっとやりたくなるかもしれません。まだ真似をするのが難しい場合でも、同じ動きを繰り返して見せるだけで十分です。年齢的にも難しい動きではなく、手を動かす・足をトントンするなどのシンプルな動作がおすすめです。

【雨の日】1歳児におすすめの工作遊び

年齢的に、1歳のお子さん一人で工作をするのは難しいので親が手伝いつつ、一緒に取り組める工作にするのがおすすめです。最後は、1歳児におすすめの工作遊びをご紹介します。

折り紙ちぎり遊び

折り紙をちぎるだけでも、1歳児には楽しい感覚遊びになるでしょう。親が最初に「こんなふうにビリビリしてみよう」と見本を見せながら、一緒に紙をちぎります。色とりどりの折り紙を使うと視覚的にも楽しく、子どもが夢中になりやすいです。

また、ちぎった紙を使って画用紙に模様を作り、のりで貼り付けていきます。親が「ここに貼ってみようか？」と優しく誘導しながら、のりを塗るのをサポートしましょう。たとえば、赤い紙を集めて花びらに見立てたり、青や緑の紙で虹を作るなど、簡単な形を作るとわかりやすいかもしれませんね。

スポンジスタンプ遊び

スポンジを使ったスタンプ遊びは、簡単な道具で1歳児でも楽しめる工作です。用意するのは、小さめのスポンジ、水性絵の具、そして画用紙です。親がスポンジを星や丸、ハートなどの形に切っておくと、スタンプがしやすくなるでしょう。準備が整ったら、絵の具をトレーやお皿に少しずつ出しておきます。

「ポンポンしてみよう！」と声をかけながら、親がまずお手本を見せると、子どもも興味を持ってスタンプを押してくれるでしょう。スポンジを絵の具に軽くつけて、画用紙に押すだけで簡単に模様が作れます。子どもが自由にポンポン押す様子を見守りながら、「すごいね！きれいな形だね！」と声をかけて楽しさを共有しましょう。

紙皿お面づくり

紙皿を使ってお面を作る遊びは、簡単で創造力を育む楽しい工作です。まず、紙皿とクレヨンやペンを用意しましょう。親が紙皿の中央に目や鼻、口を描いて「どんな顔にしようか？」と子どもに話しかけながら進めます。もし子どもが描けるようであれば、好きな色で自由に描かせてみてもよいでしょう。子どもが描いた部分を親が少し手直しして顔らしく整えると、一緒に作っている感覚が増して楽しさも倍増するでしょう。

顔が完成したら、紙皿の周りにシールやちぎった折り紙を貼り付けて飾りつけをします。「ここに貼ってみる？」「これもつけてみようか？」と優しく誘導することで、子どもが自主的に作業を進められるでしょう。シールや折り紙は色鮮やかなものを選ぶと、子どもも飽きずに楽しめるかもしれませんね。

まとめ

今回は、雨の日に室内で楽しめる1歳児向けの遊びのアイデアをご紹介しました。どの遊びも比較的取り入れやすいものばかりなので、ぜひ1歳のお子さんと一緒に挑戦してみてはいかがでしょうか。

「ふたばの庭」は、北海道旭川市豊岡にある小規模保育園です。私たちの強みは、第2の家のような感覚で子どもたちに安心感を提供できる環境や関わりがあることです。

発達に合わせた遊びこめるこだわりの園庭が自慢です。保育園見学も受け付けているので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。

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連携施設の旭川ふたば幼稚園では月に一度就園前のお子さんを対象にした園開放事業として「ふたばっこらんど」を開催しています。対象は、幼稚園に入園していないお子様で、年齢制限はありません。

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