
運動発達を促すために、身体を動かす遊びを取り入れたいと考える親御さんは多いでしょう。しかし、0歳児は、ねんね期からあんよ期まで成長段階がさまざまで、発達に合わせた遊びをどうやって選んだらいいのか悩んでしまいますよね。
そこで今回は、北海道旭川市豊岡にある小規模保育園「ふたばの庭」の保育士が、成長段階に合わせて安全に楽しく運動能力を高められる、0歳児におすすめの運動遊びをご紹介します。
運動遊びの3つの効果

運動遊びとは、子どもが楽しみながら身体を動かし、運動能力や身体の発達を促す遊びのことです。運動遊びは、0歳児の赤ちゃんにとってさまざまな効果があります。
心と身体の発達を促す
運動遊びは、赤ちゃんの心身の発達を促す効果的な遊びです。柔軟性や筋力、持久力などを高められます。例えば、床でうつぶせになり手足をばたつかせると、腕や脚の発達に役立ちます。成長段階に応じた遊びを取り入れることで、赤ちゃんの発達を促せるでしょう。
さらに、自由に体を動かすことでストレス解消にもなります。健やかな心を育むためにも、運動遊びを積極的に取り入れましょう。
親子の絆を深められる
運動遊びを続けることで、親子の絆が深まります。遊びの中でスキンシップが増えると、赤ちゃんは安心感を抱き、さまざまな遊びに挑戦しようとする意欲や好奇心が育まれます。
また、話しかけながら足をくすぐったり、お腹に触れたりすることで、愛着形成にも役立ちます。運動遊びの中でたくさん話しかけ、スキンシップを増やしましょう。
はいはい・つかまり立ちなどの成長をサポート
個人差はありますが、生後8ヶ月〜10ヶ月頃の赤ちゃんは、はいはいやつかまり立ちが始まり、行動範囲が広がる時期です。表情もより豊かになり、周囲への興味が一層強まります。
運動遊びには、はいはいを促したり、つかまり立ちをサポートしたりする遊びが多く、赤ちゃんの成長を助ける効果が期待できます。
例えば、ママやパパと一緒にはいはいで追いかけっこをしたり、横になったママやパパの体によじ登らせたりなどの遊びは、手足の動かし方を覚え、バランス感覚を養う効果があります。
月齢別!0歳児が喜ぶ運動遊びアイデア10選

0歳児の運動遊びは、赤ちゃんの発達に合わせた遊びを取り入れることが大切です。おすすめの運動遊びを、以下の月齢別に分けて紹介しますので、赤ちゃんの成長に合わせて挑戦してみてください。
- ねんね期【生後0ヶ月〜5ヶ月】
- おすわり期【生後6ヶ月〜8ヶ月】
- はいはい期【生後9ヶ月・10ヶ月】
- つかまり立ち期【生後11ヶ月・12ヶ月】
※発達段階には個人差があります。あくまで目安として、お考えください。
1、【生後0ヶ月〜5ヶ月】あっちかな?こっちかな?おもちゃさがし
おもちゃを赤ちゃんの目の前で振り、赤ちゃんの視線が合うまで待ちます。視線が合ったら、ゆっくりとおもちゃを右や左に動かしてみましょう。
これは、赤ちゃんの追視を利用した遊びです。追視は赤ちゃんが目で物を追う動作のことで、視覚や脳の発達を促します。生後1〜2ヶ月頃から遊べるので、ぜひ親子で挑戦してみましょう。
2、【生後0ヶ月〜5ヶ月】赤ちゃんストレッチ
生後2ヶ月〜3ヶ月から遊べる足の運動遊びです。赤ちゃんを仰向けに寝かせたら、ふくらはぎの後ろを持ち、片足ずつゆっくりとお腹に近づけるように上げ下げします。股関節を痛めないよう、優しくゆっくりと動かすようにしましょう。
3、【生後0ヶ月〜5ヶ月】親子で腹ばい遊び
赤ちゃんと一緒にママやパパもうつぶせになり、首を持ち上げる運動遊びです。赤ちゃんの近くに音が鳴るおもちゃを置いたり、呼びかけたりして、赤ちゃんの興味を引きましょう。
注意
遊ぶ際は、プレイマットや床の上などで行いましょう。最初は2〜3分程度を目安にし、赤ちゃんが慣れてきたら徐々に時間を延ばしていきます。必ず大人が付き添い、赤ちゃんから目を離さないよう注意してください。
4、【生後6ヶ月~8ヶ月】ぐるんと寝返りに挑戦してみよう!
身体をひねるそぶりや、横向きの姿勢が増えてきたら、寝返りの練習も兼ねた運動遊びを取り入れてみましょう。
赤ちゃんが顔を向いている方向と逆の足を持ち上げ、もう片方の足の上に交差するように置き、そのまま回転するように寝返りをサポートします。身体の下の腕は優しく抜いてあげてください。
注意
寝返りができる時期は、一般的に生後5〜6ヶ月頃といわれていますが、個人差があります。そのため、寝返りの練習は以下のような前兆が見られてから取り入れるようにしましょう。
- 気になる物を目で追う
- 仰向けの状態で手足をバタバタ動かす
- 横向きの姿勢が増える
- 身体をひねったり、そらしたりする
5、【生後6ヶ月~8ヶ月】ゆらゆらハンモック
大きめのバスタオルやブランケットの上に赤ちゃんを仰向けに寝かせ、ママとパパが両端を持ちます。ハンモックのようにゆっくり持ち上げ、左右に優しく揺らしてみましょう。
このとき、赤ちゃんの頭が少し高くなるように調整してください。心地よい揺れで、赤ちゃんもリラックスできますよ。
6、【生後6ヶ月~8ヶ月】ゆらゆらブランコ
大人は腕を組み、その上に赤ちゃんを座らせ、腕でお尻を支えた姿勢になります。そのまま、ゆっくりと左右に揺らしてみましょう。
この遊びでは、ゆらゆら揺れて不安定な動きをすることで、赤ちゃんのバランス感覚を養う効果があります。笑顔で声をかけながら行うと、赤ちゃんも安心しながら楽しめますよ。
7、【生後9ヶ月・10ヶ月】できるかな?トンネルくぐり
はいはいを促す遊びです。大人が四つん這いになり、その下を赤ちゃんがはいはいで通り抜けます。途中で優しく覆い被さったり、トンネルを抜けた先におもちゃを置いたりなど、アレンジを加えるのもおすすめです。
8、【生後9ヶ月・10ヶ月】配達屋さんごっこ
おもちゃ箱やダンボールを用意し、中に座布団やクッションなどを入れて、赤ちゃんが押しやすく、ひっくり返らない程度の重さに調整してください。あとは、手押し車のようにして遊びます。
運ぶ姿は、まるで小さな配達屋さんのよう。「〇〇くださーい!」と呼びかけると、赤ちゃんの反応を楽しみましょう。
注意
つかまり立ちを始めたばかりの赤ちゃんは、まだ不安定です。転倒や衝突を防ぐため、広い安全な場所で遊ばせましょう。また、大人がそばで見守り、目を離さないよう注意してください。
9、【生後11ヶ月・12ヶ月】鬼ごっこチャレンジ!
伝い歩きをしながら楽しむ鬼ごっこ遊びです。ローテーブルの周りでぬいぐるみを動かし、赤ちゃんに追いかけてもらいましょう。「こっちだよー!」などと声をかけながら、赤ちゃんを誘導してください。ぬいぐるみにタッチできたら、赤ちゃんの勝ちです!
注意
遊びに夢中になりすぎて転倒しないよう注意しましょう。ローテーブルの角や脚の部分にはクッション材などを付け、安全対策をしっかり行いましょう。
10、【生後11ヶ月・12ヶ月】足でぷちぷち遊び
ぷちぷちの梱包材を床に貼り、その上を赤ちゃんに踏んでもらい、ぷちぷちの不思議な感触を体験する遊びです。この遊びでは、ぷちっと割れた時の足の感覚や聴覚を刺激できます。初めてのぷちぷちとした感触に、赤ちゃんも夢中になってしまうでしょう!
お外で楽しむ0歳児の運動遊び3つ紹介

まだ自由に動き回ることができない0歳児。どうやって外遊びさせたらいい?と悩む親御さんもいるでしょう。外遊びは、太陽や風を感じたり、草花の匂いを嗅いだりと、さまざまな体験ができます。
外気浴だけでも赤ちゃんの五感を刺激できるので、ねんね期の外遊びにもおすすめです。室内遊びと外遊びをバランスよく取り入れましょう。0歳児をお外で楽しむ運動遊びを3つ紹介しますので、ぜひ親子で挑戦してみてください。
1、ボール遊び
芝生などの平らな地面に赤ちゃんを座らせ、近くでボールを転がして遊びましょう。赤ちゃんは目で追ったり、手を伸ばしたりしながら、ボールに興味を示してくれますよ。
2、シャボン玉遊び
しゃぼん玉は、遊び方を工夫すれば0歳児でも楽しめます。しゃぼん玉を吹くのは出来ませんが、大人が代わりに吹いてあげると、ふわふわとしたしゃぼん玉を見たり、追いかけたりしながら楽しめます。
注意
赤ちゃんがしゃぼん玉の液を誤って口にしないよう、遊んだ後は手の届かない場所に保管するなど、十分に注意しましょう。
3、芝生遊び
芝生の上で、裸足になってはいはいやたっちを楽しむのもおすすめです。芝生の感触を足で感じたり、手で草に触れてみたりと、さまざまな体験を楽しめます。
芝生のチクチクとした感触を嫌がるそぶりが見られる場合は、敷物を敷いた上で遊ぶところから始めてみましょう。
運動遊びを楽しむ上での注意点

赤ちゃんと運動遊びする際は、いくつかの注意点があります。安心・安全に遊ぶためにも、以下のポイントに注意しましょう。
安全な環境を確保!
運動遊びをする際は、安全なスペースを確保し、転倒や衝突に注意しましょう。赤ちゃんは運動遊びに夢中になるあまり興奮し、動きが活発になる場合があります。そのため、転倒や衝突によるケガには十分注意が必要です。
柔らかい素材の上は、不安定で転倒しやすいうえに、うつ伏せ状態になった際の窒息のリスクも高まります。そのため、固めのマットを敷いた広いスペースで遊ぶようにしましょう。
また、遊びに使う道具やおもちゃは、誤飲による窒息事故を防ぐために、赤ちゃんの口に入るサイズのものは避けた方が安心です。遊ぶ前には周囲の環境を確認し、危険なものは片付けておきましょう。
安全な環境を整え、赤ちゃんがのびのびと運動遊びを楽しめるよう心がけましょう。
体調に合わせて!
運動遊びは、赤ちゃんの機嫌が良い時に行うようにしましょう。例えば、ぐずったり泣いていたり、元気がなかったりする場合は、体調が悪い場合もあるため、無理に遊ばず様子を見守ることが大切です。
また、外で遊ぶ際は、日焼けや気温の変化にも注意が必要です。暑い日は、熱中症にならないよう、比較的涼しい午前中の時間を選ぶ、日陰で遊ぶなどしっかり対策することが重要です。寒い季節は防寒対策をして、身体が冷えないよう気を配りましょう。
休憩を小まめにとる
運動遊びに夢中になってしまう赤ちゃんも多いですが、0歳児はまだ体力がついておらず、「疲れた」「喉が渇いた」などを訴えることも出来ません。そのため、小まめに休憩時間を設け、適度に水分補給しながら遊ぶようにしましょう。
外遊びでは適切な服装で!
外で運動遊びを楽しむ際は、赤ちゃんが快適に過ごせる服装を選びましょう。0歳児は体温調節機能が未熟で、体内に熱がこもりやすい傾向があります。
暑い時期は通気性が良く、吸水性・速乾性に優れた素材を選び、寒い時期は着せすぎに注意し、脱ぎ着しやすい服装を心がけると安心です。
また、フード付きの服やズボンの裾が長すぎるものは、公園の遊具に引っかかったり、転倒の原因になったりすることがあるため、避けた方が安全です。
まとめ
今回は、0歳児の運動遊びを月齢別に紹介しました。赤ちゃんの発達を促し、親子で楽しく遊べるものばかりなので、ぜひ赤ちゃんの遊びのレパートリーに取り入れてみてはいかがでしょうか。
「ふたばの庭」は、北海道旭川市豊岡にある小規模保育園です。私たちの強みは、第2の家のような感覚で子どもたちに安心感を提供できる環境や関わりがあることです。
発達に合わせた遊びこめるこだわりの園庭が自慢です。保育園見学も受け付けているので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。
見学予約はこちら連携施設の旭川ふたば幼稚園では月に一度就園前のお子さんを対象にした園開放事業として「ふたばっこらんど」を開催しています。対象は、幼稚園に入園していないお子様で、年齢制限はありません。
園庭遊びやごっこ遊び、製作など日程によって体験できる内容が異なるため、興味のある内容がございましたらお気軽にご参加ください。
園遊び体験「園開放」について 園開放とは